




逗子マリーナ、小坪漁港のイタリアン。
食べログでは、「伝説」とかなんとかいって、持て囃されています。
実際行って食べてみると、単なる町の小さなトラットリア。そんなにすごい店ではありません。
特筆すべきは、店のおやじです。
崔洋一の容貌のおやじは、とにかく愛想が悪いです。
アクセスが悪い店にもかかわらず、車で来店する客が好きではないらしく、駐車場の案内やら、アルコールのサービスやらで、やたらと無愛想になります。
しかし、どうやら根は悪い奴じゃなさそうなので、とにかく耐えるようにしましょう。
あまりにアクの強いおやじを、我々は「アクアパッツァ」と命名し、気を取り直して料理を頼みました。
地サバのマリネ、江の島のキスのフリット、鎌倉野菜のグリルなど、なかなか美味いものを出してきます。
堀内の「ピスカリア」よりも水準は高いでしょう。
続いてパスタ。
旬のアオリイカとカラスミ、地だこのラグー、いずれも上出来です。
最後に食べた白金豚のグリルは、勉強の余地あり。
しかし、デザートで出てきたラムレーズンのセミフレット、ゴルゴンゾーラのシフォンケーキは、良くやってます。塩味が程よいシフォンケーキは、赤とやってみたいものです。
アクアパッツァのアクを我慢する覚悟を決められるかどうかが、再訪のポイントです。
隣の魚屋「谷亀」で上等の魚を買って、家でイタリアンにすればいいではないか、という疑問はわきます。
が、またアクアパッツァの顔を拝みに行ってみようかと思ってます。