




鎌倉の飲食店は玉石混交。関東有数の観光地ですから、堕落した飲食店も多いですね。
飛び込みで入ると痛い目に合うことが少なくありません。
そんな鎌倉の小町通りに、なかなかのフレンチがありました。
その店「フィデリテ」は、駅からもちょっと距離があり、立地は決してよくありません。
見た目も隣のイタリアンからは見劣りするし、男女2人の切り盛りも、決してプロフェッショナルとはいえません。
でも、出てくる料理はそれなりです。

前菜各種を盛り合わせてサラダ仕立てにしたものなんかは、丁寧な仕込みが想像されます。
鳥のガランティーヌとか、レンズ豆のサラダとか、しっくりくる味を出してます。

自家製のベーコンを使った料理もそれなりにまとまっています。
スモークの効かせ具合が程よい。

メインは肉料理が中心。ロースト系はどれも無難においしいです。
鴨、仔羊などは、上手に火通しされてました。
ソースはいたってシンプルですが、飽きがきません。


料理が女性で、サービスが男性。珍しいですね。
シェフはもう少し笑顔だといいのですが・・・。
ハイアールのセラーで保存しているワインは、値付けも良心的。気楽に飲めるものばかりです。
再訪したい一軒です。