イタリアでは、貧しい人ほどパスタやピザを多く食べるため太る傾向にあるといいます。
日本人はソースごてごてのフレンチより、トマトを多用するイタリアンの方がヘルシー、とのイメージを抱いているようですが、これは俗説です。
炭水化物はすなわち糖質ですから、たくさん食べれば脂肪がつきます。
しかし、分かっていても食べたくなるのがイタリアンです。
葉山にはフレンチの店は少ないですが、イタリアンはそこそこ点在しています。海が近い立地ではイタリアンなんでしょうか。そのうちのひとつ「オッティモ Ottimo」へ行きました。
一軒家のレストランで、2階の窓際席からは海が良く見えます。極めてデート向き。そのぶん、料金は高め設定です。特に前菜は量が少なく、料理としての完成度もさして高くありません。

パンチェッタとホウレンソウのピザです。
中央で半熟玉子がグジュグジュしてます。
生地はモチモチ系ですが、石窯ができた当初の方が上手に焼けていたように思います。食感が重くなった感じ。

牛ホホ肉の煮込みのペンネです。
個人的には、もっと赤ワインを使って煮込み、コクを出した方が好きです。
これはトマトの酸味が強く、肝心のホホ肉もパサっとしていてイマイチでした。

タラと白いんげん豆のスパゲッティー。
これはなかなかの出来です。白いんげん豆とスパゲッティーという貧乏くさい取り合わせが本場っぽい。タラは白子をとったあとの生を使うそうですが、できたら塩タラでやってほしい。

バナナの上にマスカルポーネのデザート。
みんなで取りあいになりました。
メインをスキップしてピザなどで腹を満たせばそこそこの値段でおさまりますが、果たしてそれで満足がいくかどうか。夏はともかく、シーズンオフは良心的な価格でやってほしいと願うばかりです。
JUGEMテーマ:グルメ