シュマン 赤坂 | 御食事手帖

御食事手帖

主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

さる高名な医学博士の勧めで「炭水化物ダイエット」をすることになりました。
今週末は那覇マラソンだというのに、とんだ間抜けを始めたものです。
ご飯、パン、麺類を食べない、というのは結構つらいもんですね。

そんな折も折ですが、赤坂のフレンチ「シュマン」へ行きました。
割と良心的な値段で、納得の料理を出してくれる店です。
それとワインリスト。他店ではもうお目にかかれないような古酒を持っています。

写真は撮りませんでしたが、食べたものは以下のとおり。

・鮮魚のいろいろカルパッチョ
―ブリ、ヒラメ、カマス、サバ、ゲラントの塩を使ったいくらなど、どれも味に一工夫をしてあるので、食べ飽きません。努力作です。

・白子のムニエルをのせたポロネギとじゃがいものタルト
―バターたっぷりのタルト生地にトリュフのソースがからまって、実に良い味。白子は素材の問題か火通しの加減なのか、少しぼそっとしていて残念。

・のどぐろのポアレ
―甲殻類系のソースでした。小さいのどぐろだったため、本来のジューシーな身質ではなく、普通の白身魚なみの味。仕入れの面で、日本料理屋には負けるのでしょう。

・スコットランド産沼ライチョウのロースト 
―肝と骨髄のソースでした。肉の発酵が程良く進んでいて「くさや」のような香りと旨みが良く感じられました。ただ、もうちょっと肉質がしっとりしているくらいの方が好みです。

ベルギー産 カレボーチョコレートムースとクレームシャンティ 洋ナシのスパイシィーキャラメリゼ
―チョコムースが濃厚で最高。これは抜群でした。

何のために炭水化物ダイエットをしているのか、自分でも首をかしげたくなる一食でした。