ツアーで行ったギリシャ旅行では、サントリーニ島で自由行動の日がありました。

公共バスに乗ってワイン博物館に行くことにしました。

英語がしゃべれないシニア夫婦には、ちょっとした冒険です。

 

サントリーニ島のバスには昭和のように車掌さんがいました。

自分たちの英語が伝わらないことを想定し、行先と降りる停留所を教えてほしいと

お願いするメモを見せるとOK~!と心強い反応。

 

バスに乗って車掌さんからチケットを購入した際に

「どこから来たの?」と聞かれたので「日本から」とこたえると

「日本大好きだよ~」のあと

「ありがとう」「どういたしまして」「こんにちは」

と日本語を連発。

さらに安心した私たちでした。

 

ところが・・・・・

 

バスはイア⇔カマリを往復するのですが、目的地のワイン博物館を通り過ぎ、

とうとう往路終点のカマリを折り返してしまいました・・・・ガーン

「伝わってなかったんだー。どうする?」

「このまま乗り続けて出発地まで戻った方がいいかな?」

不安はMAXになり、もはやパニックです。

車掌さんに確認しようと近づくと、不安な様子が伝わったのでしょう

「大丈夫!任せて」という雰囲気で胸に手をあてるポーズをしてくれました。

その後、「あと5分」「あと2分」と伝えてくれ、

「ここで降りて。帰りのバスは1時間に1本」と教えてくれたのです。

バスはワイン博物館前のバス停で止まりました爆  笑

(復路にしか近くにバス停はなかったようです)

 

わたしたちは発音の悪いギリシャ語で「ありがとう!!」を連発しました。

 

ワイン博物館でテイスティングしたワインは、バスの車掌さんのおかげで

ひときわおいしく感じました。

(ワイン博物館には日本語音声ガイドがあったので楽しむことができました)

 

ツアーを離れ、ちょっとした冒険をしたことであたたかな対応に助けられ

忘れられない思い出ができました。

車掌さんへの感謝もあり、困っている人に出会ったらしっかりと手助けしよう!と思いました。

 

読んでくださってありがとうございました。

 

サントリーニワイン博物館