「見守る」とは上から目線か? | 天声仁語(大島仁)のブログ・by 特定NPO法人レクタス勤務、ひきこもり支援相談士、メンタルケア心理士、タッピングタッチ協会会員

「見守る」とは上から目線か?

「上から目線ではないか!」と「見守られ
る」という言葉に敏感な人もいます。

はい、上から目線ではないかもしれないが
、そこには上下の関係は存在します。(笑)
(友人関係、ある種のコミュニティでは
上下の関係外の信頼関係があるでしょう)

例えば、親子関係、会社等の組織体制、
その他の守る側と守られる側の関係には、
横や斜めの関係の他に上下関係が存在する
し、存在しなければその関係は続かない。

一般的には、「見守られている」関係は
居心地のいいものだ。
(監視されているということではない)

親に見守られている子ども、教師に見守ら
れている生徒たち、上司に見守られている
社員たち、を考えて見ればよい。

上司に見守られていない社員は出世はでき
ないし、そもそも成長も遅いはずだ。

「見守られる」とは、いい関係なのだがなぁ!


一例として、メンタルコーチ 佐伯和也氏
のブログより以下を抜粋引用します。
『「子どもを信じて見守る」とは、どうい
うことだろう?僕の考えです。
「信じて見守る」っていうのは、子どもに
何もしないことではありません。黙って何
も言わないことでもありません。
「あなたは自分で決められるでしょ」って
突き放してしまうことでもありません。
それは単なる無関心です。
僕が考える「信じて見守る」っていうのは、
「子どもはどうせ幸せになる」
「子どもはどうせ上手くいく」
「子どもはどうせ愛されている」
という子どもの未来は明るいということを信
じる、っていうことだと考えています。
じゃあ、『見守る』とは何を見守るのか?
これは、子どもの行動や、生き方です。
子どもを何から守るのか。
それは、子どもが背負いきれないもの、
でしょうか。
生命の危険や、経済的リスクなどかもしれません。
親や、家庭は、子どもを奮起させることより
も、まずは子どもが安心して、自分らしくい
られる空間、関係であってほしいな、って思
うんです。
だってね、子どもは家の外では勉強したり、
スポーツしたり、新しいこと、苦手なことな
ど、色んなことにチャレンジしているんです。

・・・ということであるならば、
見守られることは、幸せでしょう!!


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 ■ 読書
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【No.55】
「先生とできる 場面寡黙の子どもの支援」
 クリストファー・A・カーニー著 監訳大石幸ニ
 学苑社

・本書は不安を背景として生じる場面寡黙の
臨床像に対して、行動療法のうちのレスポン
デント技法、オペラント技法、認知的技法の
すべてが検討されている。

・場面寡黙を示す子どもたちは不安で窮屈な
思いをしているに違いない。


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 ■ 読書
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【No.56】
「伝え方が9割-2」
 佐々木圭一著  ダイヤモンド社

マザー・テレサが生前大切にしていて、イン
ドの孤児院の壁に彫られているメッセージで
す。
(たまたまギャップ法でできています)

・人は理不尽で、じぶん勝手なことをします。
それでも、許しなさい。

・あなたが親切にすると、誰かは裏があると疑
うでしょう。
それでも、親切にしなさい。

・あなたが成功すると、裏切られ、敵が現れる
でしょう。
それでも、成功しなさい。

つづく・・・・・。