2月4日(土)9:00~18:00までみっちりとロープ高所作業に係る特別教育を受講してきました。受講の理由は、昨年12月に神社境内にそびえ立つ大木の特殊伐採に携わることがありました(12月19日の陣の里ブログ「神社の大木を切っています」参照)。今後、私が木に登っての特殊伐採をすることは無いと思いますが、相棒が気持ちよくスムーズに作業が行えるようにサポートしたり、万が一事故が発生した際の救助や緊急対応。それ以前に労働災害が発生させないための知識と関係法令等を学び私自身のスキルアップになると思い受講しました。

メニューは、①ロープ高所作業に関する知識 ②法令関係 ③メインロープ等に関する知識 ④労働災害の防止に関する知識 ⑤実技 ⑥質疑応答 といった内容です。

日本空糸の伊藤代表が講師となり、充実した内容の資料を分りやすく説明してくれました。多種にわたる機材類も用意してあり、紙資料のみならず実際に機材を触ってみて不具合の箇所を確認したり、命を預ける道具類の交換・廃棄の目安や日常のチェックポイント、墜落死亡災害事例等も要点が整理されていて、卓越した実践者だからこそ細部まで伝えられる知識を聞くことができて有意義な講習会となりました。

一方、初心者なので用語、機材類、作業方法等英語の表現も多くて中々追いついていけない感じもありましたが、帰宅してから資料を全部読み直ししました。もう3回くらい読み直そうと思いますが、実際に頭と体が一致するには熟達者の作業行動やノウハウ等をコミュニケーションと人間関係を良好にしつつ時間を掛けて習得していく気構えが必要かと思いました。そのようにしてロープ高所作業(私の場合は伐木作業)をしても墜落事故を起こさないようにしたいと思います。

 

⇓実技では、フルハーネスを着用してぶら下がってみました。

腹部や背中で支持されてぶら下がってみるとどの姿勢も

ハーネスで少し圧迫感もあり窮屈な体勢で救助を待つのは

生きた気がしないと思うし、落下の衝撃で骨折や鬱血、気絶

しているかもしれない状態で、救助する側もぶら下がっての

作業なので高度な判断とテクニックが求められます。