ハルタロウとは正反対のトモジロウ。
両極端な二人。
親からすると足して2で割ると丁度良いと思ってしまうのだが、それは個性を否定する事になってしまうんかなぁ。
高校2年生になったトモジロウは青春真っ盛り。
この前も「学園祭でバンドやる事にした」と言いだした。
ま、来年は受験もあるから、やりたいことやるなら今のうちなんだろう。
元々ピアノもギターも習っていたので、演奏はお手のもの。
俺も子供の時ピアノ習ってたけど、バンドやるっていう発想はなかったな。
人前に出る度胸があるだけで賞賛に値する。
「見に来んなよ」なんて最初は言ってたが、ソーサブローを連れて学園祭を見に行った。
流石に俺が通ってた頃の学園祭とは違い、我が母校も今時の学園祭になってた。
自分たちの時には他所の高校生が来たり、キッチンカーがあったりなんてなかったもんなぁ。
トモジロウのバンドは体育館で演奏。
ダンスパフォーマンスやアイドルパフォーマンスやらみんなレベルが高いし、盛り上がってる。
感心してたら、トモジロウ達の番だ。
目立ちたがり屋のトモジロウはボーカル、ギター、キーボードと大忙し。
ま、楽しそうにしてるトモジロウが見れて、こちらも幸せになったな。
次の土日はサッカー部の試合。
冬の選手権の地区予選。
勝てば決勝進出だ。
ソーサブローを別会場の試合に送った後、後半開始間際に何とか間に合う。
この時点で1点のビハインド。
トモジロウは後半途中から出てきた。
トモジロウのアシストで追いつくと、試合終了間際にゴールを決め逆転。
点とったやつよりも喜びを爆発させる姿に思わず笑ってしまった。
やりたい事がやれてるのは幸せな事。
熱中できるものが見つかってホント良かった!





