クレバは人間が大好きだから誰にでも懐いてしまうから心配はしてない。
老人の方が犬と触れ合う事で元気になるなんて話も聞くから、そんな事も期待してクレバを九州くんだりまで連れてきたんだけどね。
まぁ孫たちも大きくなってきて、可愛いだけの時期は過ぎてしまってるから、見てるだけで無条件に笑顔にしてくれるクレバの存在価値はそれなりにあったんじゃあないかな。
今までは観光にもついてきてたじいちゃんたちも、疲れてしまうのか一緒には来なくなった。
だからクレバはじいちゃん達とお留守番。
一応お利口さんにしてたみたいだ。
朝と晩には毎日散歩に出掛けるじいちゃん。
腰の手術をしてから、歩くのも困難になってたと聞いてたから少し心配だったんだよな。
だがクレバはと一緒に散歩に出掛けると、スタスタと歩くじいちゃんの姿に思わず感動してしまった。
周りの人達も、あまりのストイックさに感嘆の声を上げるんだが、本人にはそのつもりもなく…
「寝たきりになりたくないから、歩いてるだけ」
とは言っても、そんな簡単な事じゃあない。
いつまでも元気でいてくれたら、こんな幸せなことはない!



















