みなさま、こんにちは。

丹野です。


ずいぶん暖かくなりましたね。いかがお過ごしでしょうか?

このまま暖かくなるのかな?暖かくなればいいな・・と思っています。

九州ではところどころ桜が咲いているようですよ。先日、母からのメールで知りました。

来週は里帰り予定なので、楽しみです。


さて、春になったところで、今年わたしは心理系の大きなイベントを抱えていて、よくわからないまま右往左往・・。ちょっとだけバタバタした生活を送っています。


それは、ITAA国際大会、初の日本大会が8月に行われる際のボランティアリーダーとしての業務がぼちぼち入りつつあるからです。


ITAA国際大会というのは、医療や教育、産業などの幅広い分野で使われている心理療法「交流分析」の有名な方たちが一同に集う大会で、毎年どこかの国で行われます。

その大会、なんと今年は日本で行われることになり、国内の有名な先生方と打ち合わせをしながら、その大会の運営を決めていくということをしているのです。


なんせ初めての日本大会なもので、みんな初めて。

右も左も分からず、毎回1歩1歩話し合いながら、考えながら、意見を交換しながら。とても貴重な経験をさせていただいています。


日本で行われるのは今回が初めてですが、次もし日本で行われるとしたらたぶん50年後?

そんなペースで各国を回っているようなので、たぶん次は生きていない・・かぎりぎり。

そう考えるとこの1回に携われたことがほんとにうれしいです。


交流分析って聞いたことがありますか?

TAって言ったほうがわかりやすいかもしれません。


たぶんどこかで、なんらかのかたちで聞いたことがある理論だと思います。



例えば、「エゴグラム」、5つ心の状態を棒グラフで表して、その人の性格を知ろうというもの。


CP 厳しい批判的な親

NP やさしい養育的な親

A  成人・事実思考

AC 従順な子ども

FC 自然な子ども


50問くらいのチェックリストで診断するのが、よく使う方法かなと思います。



例えば、「心理ゲーム」。

日常的に繰り返し行われる嫌なやりとりのことです。


Aさん 「これどう思う?買ったほうがいいかな?」

Bさん 「いいんじゃない?似合うよ」

Aさん 「でもちょっと高くない?」

Bさん 「そうかな・・。これくらいはするよ。似合ってるしたまにはいいんじゃない?」

Aさん 「うーん。たまにはじゃないんだよね。こないだも買っちゃったし」

Bさん 「じゃあやめとく?」

Aさん 「うーん、でも今買わないとなくなっちゃうかもしれないし・・」

Bさん 「じゃあ、買う?」

Aさん 「でも、そもそもおんなじようなも持ってるんだよね・・」

Bさん 「・・・(もう!勝手にすれば!)」


これは「イエス・バット」という心理ゲームです。

こういう日常的にある嫌なやりとりを分析して、その対処法を学ぶというのも交流分析の理論のひとつです。



例えば、「人格適応論」。

人と自分は違う、それぞれ個性があるんだと頭でわかってはいても、どうしても自分と同じだと考えて、自分が良かれと思うことを相手にしてしまいます。

それがミスコミュニケーションのはじまり。

お互いに思いあっているのに、すれ違ってしまうことも多々あります。

人格適応論は、相手のタイプを理解し、相手のタイプにあった方法でコミュニケーションを円滑にするという、もともとはカウンセラーのために作られた技法です。



そんな理論それぞれの第一人者が日本で集う、直接お話しが聞ける。すごい機会なのです。

すごくないですか?



この大会は、交流分析を知らない人でももちろん参加できます。

予習して大会にのぞまれるという方もいらっしゃるようですよ。

口語の精神分析と言われている療法で、この療法を作ったエリックバーン博士は「8歳の子どもにでもわかるように説明できないと意味がない」とさえ言っていらっしゃいます。


なので、聞けばわかるのです。笑。


日本での大会は関西。

大阪国際会議場です。


タイトルは「リバース・再生」です。


東日本大震災からのリバース、そういう意味から、復興を遂げた街である阪神地区での開催です。

開催期間はちょうどお盆です。


お盆にまだ予定がない方、関西観光を兼ねて参加されてみませんか?

ゆっくり心の向き合うのにもとてもいい時間になると思います。



大会HPはこちらです。


http://2013itaa.com/jp/index.html