歴史建築物散策 韓国・ソウル 徳寿宮 | 住教育から学ぼう〜

住教育から学ぼう〜

【住教育・住育】とは様々な経験から「住」に関するあらゆる知識と
「住」を選択したり、見抜く力を習得し、健全で健康、安心な住生活を実践することができる人間を育てることである。
(ウィギペギアより)
一般社団法人住教育推進機構 三ツ井仁

徳寿宮(トクスグン)

 

朝鮮時代の第14代王・宣祖が
文禄の役の際に避難から帰ってきた後
月山大君の子孫が住んでいた家を
仮の宮殿としたことから
初めて宮殿として使われました。

 

 

 

 

こちらは中和殿
 

入り口には
ヘテが守ります。

 


朝鮮半島での狛犬的霊獣では
「ヘテ」(海駱・Haetae)が知られています。
韓国で門前や殿前の両側を対で守る霊獣です。

 

 

さて、
韓国には5大宮が存在します。
景福宮 昌徳宮 昌慶宮 徳寿宮 慶熙宮

 

徳寿宮は、その中の一つ。

 

 

今回、訪問した徳寿宮には

伝統と現代が調和するところで
英国風の石積みの建物もあれば

木造建物もあります。

 

 

「 昔御堂 」
徳寿宮内の唯一の木造2階建ての建物です。
築100年。

1904年の大災で焼失しましたが
再建されました

歴史は400年前に遡ります。

 

 



昔御堂は文禄の役の際
宣祖が避難地から還都して崩御するまで
16年間生活した所。

下の階は正面8間・側面3間
上の階が正面6間・側面1間

 

 

階段は西の端に設置されています。

西の階段を上がると
2階の内部全体が一つの空間に開かれ
四方には、窓があります。

 

 

 

他の建物と同様に丹青を塗っていないので
雰囲気の違った民間風の親しみ感じる建物です。

 

素材は地松。
黒松かもしれませんね。

 

 

この穴は
オンドルの焚き場。
炭で温めていたそうです。

 

この日は2019年ソウル 初雪
極度の冷え込みに身体も疲れ果てます。

 

そんな夜は

広蔵市場(クァンジャンシジャン)


 

御目当ては
レバ刺し・センマイ刺し・ユッケ

 

 

これもソウルの楽しみの一つですね。

 

 

 

 

 

 

 

今日もありがとうございます

 

新暦 令和元年12月15日
旧暦 11月19日

大雪(たいせつ)

熊蟄穴(くまあなにこもる)

 

 

大雪(たいせつ)とは
本格的に冬が到来するころ。
山々は雪に覆われ
平野にも雪が降り積もります。
新しい年の準備を始める
「正月事始め」も
この時期から始めます。

 

 

熊蟄穴(くまあなにこもる)とは
熊が冬ごもりの時期に入り
穴にこもる頃。
春になるまで
穴の中で過ごします。
熊だけではなく
しまりすや蛙
こうもりも冬ごもりを始めます。