「砂利の上に人工芝を敷いていいの?」「DIYや業者に依頼する場合のポイントはある?」と疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
庭にすでに砂利がある場合、あとから人工芝を敷けるかどうか気になりますよね。
そこで今回は、砂利の上に人工芝を敷くことについて解説します。あわせて、DIYで人工芝を敷く場合や、業者に施工を依頼する場合のポイントも紹介します。
砂利の上に人工芝の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
砂利の上に人工芝を敷くのは基本はNG
結論として、砂利の上に人工芝を敷くことは、基本的にはおすすめしません。
なぜなら、プロが人工芝を施工する場合、砂利を取り除くのが一般的だからです。砂利の上に人工芝を敷いてしまうと、ヨレやゆがみの原因となります。
しかし、一応敷くことは可能なので、DIYの場合はあえて砂利の上に人工芝を敷くのも1つの方法です。
以下で、業者に依頼する場合とDIYする場合のポイントを解説します。
砂利の上に人工芝を敷くのを業者に依頼する場合
プロの業者による施工では、砂利の撤去や下地作りを徹底して行うため、砂利の上に人工芝を敷くことは勧められない可能性が高いです。
ここでは、業者に依頼した場合の作業のポイントを解説します。
- 砂利を撤去する
- 下地を作る
- 防草シート・人工芝を敷く
それぞれ順を追って解説します。
砂利を撤去する
まずは砂利をすべて除去して、デコボコのない地面に仕上げます。
砂利の上にそのまま人工芝を敷いてしまうと、どうしても真っ直ぐ平らな人工芝にはなりません。
デコボコしたりヨレたりする場所は、水はけが悪く、水たまりの原因になる可能性も。
また、砂利を除去した場合は、地面の高さが変わるため注意しましょう。
砂利を除去した分だけ、その部分の人工芝は低くなるので、土や砂などで地面を少し高くしてあげると、真っすぐな人工芝になりますよ。
下地を作る
砂利を撤去したあとは、下地を作る作業です。
砂や下地剤などを入れて、すみずみまで慎重に転圧していきます。
プロの施工では、転圧機などを使って、均一で真っ直ぐな地面に仕上げられるのがメリットです。
しっかりと圧をかけないと地面も強く固まらないため、プロとDIYで最も差がつく工程です。
防草シート・人工芝を敷く
整地が終われば、防草シートと人工芝を敷く作業です。
平らで真っ直ぐな下地になっているため、ヨレやゆがみなく、防草シートと人工芝を敷けます。
端から端まできれいに貼られた人工芝は、プロならではの美しい仕上がりです。
下地作りや人工芝の敷設に自信がない人、あるいはお庭が広い人は、プロに施工を依頼することも検討してみてください。
砂利の上に人工芝を敷くのをDIYで行う場合
多少のヨレやゆがみがあってもいいから、DIYで人工芝を敷きたいという人も多いでしょう。
ここでは、DIYする際のポイントを紹介します。
- 砂利を取り除くのが大変ならそのままでOK
- 専用のピンで人工芝をしっかり固定する
- 芝葉の長いエターナルターフは砂利の上でも快適
詳しく解説していきます。
砂利を取り除くのが大変ならそのままでOK
DIYの場合、手作業で砂利を取り除くのは非常に大変なので、砂利の上にそのまま人工芝を敷くのも一つの手段です。
ヨレやゆがみなど、人工芝に多少の不具合があったとしても、グリーンの人工芝を楽しみたい人も多いのではないでしょうか。
DIYで砂利の上に人工芝を敷く際は、お庭のサイズに合わせて人工芝をカットして、砂利の上に敷くだけで済みます。
土の上に施工をすると、雑草や石などのデコボコが気になりますが、もとから砂利が敷いてある場合は、問題ありません。
専用のピンで人工芝をしっかり固定する
DIYで砂利の上に人工芝を敷く場合、そのまま置くだけのケースも多いでしょう。
しかし人工芝をよりしっかり固定するためには、専用のピンがおすすめです。
画像のような固定用のピンを人工芝に打ち込み、下の地面に固定してみてください。
人工芝用固定ピン>>>
また、人工芝の上に重しを置いたり、端のほうを砂利で埋めたりすると、出来る限り風で飛びにくい施工ができます。
芝葉の長いエターナルターフは砂利の上でも快適
芝葉の長い人工芝「エターナルターフ」なら、砂利の上でも快適です。
砂利の上で寝たり走ったりすることは難しいですが、人工芝なら問題ありません。
なかでも高密度で芝の長さが長いタイプの人工芝には、高いクッション性があるからです。
安価な人工芝は、密度が低く芝も短い場合が多いため、砂利の上にはおすすめしません。
砂利の上に人工芝を敷く場合は、高密度でふわふわの人工芝「エターナルターフ」をチェックしてみてください。
まとめ
砂利の上に人工芝を敷いてもいいのか、DIYや業者に依頼する場合のポイントについて解説しました。
砂利の上に人工芝を敷くことは、基本的にはおすすめしません。
業者に依頼する場合、砂利を撤去し徹底した下地作りを行うため、砂利の上への施工は難しいでしょう。
ただしDIYの場合は、デコボコが気にならないことも多いので「エターナルターフ」のようなクッション性の高い人工芝を選んで、砂利の上に敷いてみてください。