能登半島地震から半年

 

今日、帰りの車中でラジオから「能登半島地震の復旧が動いていないこと、そこの住民の皆さんは、”辛い”とか口にしない。国に対しての批判など一切口にしない。

”我慢してください”と言われればじっと我慢している。人口減少が顕著だ」との解説がされていた。

 

 

 

半年も経っているというのに、がれきの撤去も進まず

半年が過ぎたというのに、このような暮らしを続けているのです。

今年は酷暑が続いています。

「熱中症に気を付けて」って、ビニールハウスで生活せざるを得ない人達の命をどうやって守れというのでしょうか。

 

 

 

 

「悩むと心が壊れるから、真剣に悩まないようにしている」という男性は、家屋が一部損壊と診断され、公費はおりないのだという。玄関や窓の数か所が壊れ、無い状態のまま暮らしている。

 

全壊または半壊と判断された場合のみ、公費による解体撤去の対象。解体撤去後の資金が非常に少ない金額であることにも驚く、そしてそれさえ進捗状況の知らせもなく、ただ待っているという。

公費解体は進まず、石川県内では、6月24日の時点で、あわせて2万865棟の公費解体の申請が出されていますが、解体・撤去が完了したのは911棟と4%余りにとどまっている。

 

多くの理由があるとは思います。だからと言って放置はないでしょうと思うのです。せめて、進捗状況を報告する配慮がほしいと、最低限の話です。

指標が立たない、先が見えないことは精神的ダメージを拡大させてしまうだけ。

家屋・ライフライン・仕事・・・災害国日本といわれる国の政策の焦点はどこを向いているのでしょうか。

災害国・地震国と言われている日本で、そこを見据えた政策があまりにも「お粗末」です。

 

 

日本の国民性『自助・共助』に甘えすぎてはいないですか?

 

 

 

 

 

 

  羽生君の視線の先

 

 

             何を想う眼

 

被災者の一人としてこの進まない風景を見て、どんな感情に駆られたか。

きっと、言いたいこと山ほどあるはずです。

立場上いえることは限られるけれど、きっと芯のある重要な言葉をそこに置いてきたことでしょう。

その言葉と信念にどれ程の人々の心が救われ、向う力を得ることができるか?

        今、羽生君が能登を訪問したことの意味・意義

                尊いです。

 

 

         私達が声にすることも重要だと思います。