羽生君の深化する日々を
この言葉に当てはめたら納得できた
昨日今日不同(きのうきょうおなじからず)
「同じこと」に
日々、さまざまな角度から取り組んでみる
すると、新鮮に感じられるだけでなく、成長という深化が起きます。
家事、育児、仕事、学校。
毎日が同じことの繰り返し、そんな刺激のない日々が退屈に感じられて、嫌になってしまうことがあります。
しかし、すべての事象は日々移り変わり、昨日と同じものは何一つありません。
例えば、60兆あるといわれる私たちの体細胞は、日々新陳代謝を繰り返しています。肌は約1ヵ月で、血液は約4ヵ月、骨は5ヵ月でそのすべての細胞が入れ替わっています。「毎日が同じ」なのではありません。
あなたの心が同じままで、変わっていないのです。
(福厳寺住職 大愚元勝氏「毎日一禅」より)
羽生結弦の深化
フィギュアスケート男子シングルで五輪連覇した羽生結弦選手
引退も休養も選ぶことなく、現役選手として競技を続けることを選んだ。
怪我も、病気も、コロナも、孤独も全部、自ら背負って2022年まで進化を目指して。
記録も名誉もそして称賛も……すべてを手中にしていた羽生結弦選手
あの、2位になった世界選手権の(ネイサンに敗れた)時、周囲からは「十分やった。もう、君はレジェンドなんだ(勿論、称賛なんだけどね)」と評された。
それがすご~~く悔しくて「化石になりたくないと思った」と言ったよね。
これ、かっこよすぎませんか。
スポ根全開の彼に最高に似合う言葉だと思った。
実際、それ程
羽生君には自身でも感じるマグマに様なエネルギーが全身に満ち溢れていたのだから「その言葉、簡単に俺様に簡単に言ってくれるじゃないか。のし付けてお返えしするよ」(勿論、言ってません)の、気分だったでしょう。
更に燃えてしまうマッチに火をつけてしまったよね(想像)
一通り出来ちゃったという考えだったら、同じフィギュアスケートしか見えない選手なら「だよね。もう十分か…」と頷いたとしても誰一人責めやしませんしね。
常に飽くなき技術と表現を磨き、世界観を深化させている羽生君にとっては
未開拓な荒野が目の前に広がって見えるのではないでしょうか。
(可能性の塊です)
五輪後からの変化と挑戦
プロ転向からの変化と挑戦
前例のない孤独な路を走り続け、進化と深化し続ける羽生君は
「毎日が同じ」
なんて捉えたことは一度もないだろうな。
一生スポ根かもしれない…マグロな羽生君
(少なくとも、私が生きている間はマグロ君だろうな)