~その「言葉」を待ち望んでいたよ!~⑳【憩室炎入院日誌】 | Jinkhairのバイカーへの道

Jinkhairのバイカーへの道

こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

昨日から食事が「全がゆ」から「普通のご飯」に昇格した。

なのにお腹が空かなくて夕食はあんまり食べられなかった…

昨日、主治医のS医師が部屋に来て…

「今日のレントゲンの結果がスゴくいいですよ!これなら週明けか早くて日曜日あたりに退院できそうですね!」

「えっ!本当ですか?」

ようやく…

ようやく「退院」という言葉を医師から聞くことができた。

最初のK病院に入院したのが11月2日だから、もう3か月弱。

手術して2週間、やっとたどり着いた…。

これから数日何もないことを祈らずにはいられない。

 

今日、ちょっと追加の手術をしてきた。

 

手術と言ってもお腹や大腸ではなく、ここに入院してすぐに行った「髄液検査」の際の傷跡に何やら固いこぶのようなものが出来て、そこが仰向けに寝たときに「コリコリ」と腰に当たって結構気になっていたのだ。

これまでは大腸の事が最優先だったから、二の次になっていたが、退院を前に今のうちに何とかしておかないと自然に無くなるものでもなさそうなので、回診に来たS医師に相談したらすぐ手術をしてくれることになった。

 

午前10時に術衣に着替えて再び点滴、また再びあの手術室に向かう。

今回は大腸の手術のような大掛かりなものではないから「チョチョイ!」と簡単に終わるものと思っていたけど、一応「手術」と言う事なのでそれなりの段取り、準備はするようだ。

手術台に今度はうつ伏せに寝て手術を受ける。

血圧計に酸素飽和度を計るセンサー。

ちょっと大げさだろうと思うけど「万が一」っていうことがあるから手を抜けないんだろうな…

 

ちょうど腰のあたりなのでどんなふうに手術が行われているかは見えないが、腰に伝わる感覚で想像する。

逆に見えたとしても、見れないだろうな、私には…

だって点滴や血液検査の針を刺すのも見れないくらいなんだもん(笑)

 

最初の麻酔はちょっと痛かったが、後は痛みを感じることもなく20分くらいで終わった。

 

医師が取り出したモノを見せてくれた。

たとえて言えば、「鶏の膝軟骨」を小さくしたような感じ?もちろん揚げてない生(なま)のだよ(笑)

(私は鶏の膝軟骨の唐揚げが大好きで、よく生の軟骨を買って自分で揚げたりしているのでわかるのだ)

 

医師が言うには血の塊だけではなく、何か「肉芽」のようなものが取れたらしい。

通常「髄液検査」の後にこんなものができることはないそうだ。

「肉芽」と言えば真っ先に連想するのが私の持病「サルコイドーシス」だ。

「サルコイド」はラテン語で「肉のようなもの」という意味で、「サルコイドーシス」とはそれが全身にできてくる疾患であることを意味しているのだ。

それではあの「髄液検査」をきっかけにサルコイドーシスが悪さをして「肉芽」ができたんであろうか?

 

実は内科のM田医師も、通常「憩室炎」がこれ程重症化することはなく、もしかしてその「サルコイドーシス」が何らかの影響を及ぼしているのではないか?と言っていた。

 

もし、そうならこれからの治療は大腸だけを対象にしていても不十分と言うことになる。

 

私の「サルコイドーシス」。

以前は全身のひどい発疹に悩まされた。

今は眼だけかと思っていたが、今度は内臓を攻撃するようになったか…

今後、注意深く自分の身体を見守ってゆかねばならない。