~言い訳~㉕「57歳バイカーへの道、大型編」 | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

大人気の「ホンダレブル1100DCT」、世界的な半導体不足のため生産が遅れていると聞き、半年、1年のんびり待つつもりでいたら、計らずも「入庫」の知らせを受けて大慌ての私である(笑)

先日は急な知らせでロクに話もせずに電話を切った私であるが、いつまでもこのまま放って置くわけにも行かない。

5日ほど経ったある日、ホンダドリームに電話してみる。

それによると、「入庫の見通しが立った」というのではなく「私の注文した車両が入庫した」とハッキリとどめを差されるような事実を突きつけられたのだ。

ここでもドリームの休みと私の店の休みが丸被りしていることで来店を引き延ばそうとするも、「決算の都合があるので遅くとも9月中に来て欲しい」と言われる。

私の店は土日祝は5時閉店だからスムーズに終わって急いでドリームに向かえば間に合わないこともない。

 

しかし、う~ん…

困った…

 

でも、もうこれ以上引き延ばせない…

ある日曜日、早く終わったので超重い腰を更に叩き起こしてドリームに向かう。

この日は4輪ではなくマグナで向かう。

これは、もしマグナを下取りにするとしたらどのくらいになるか査定もしてもらいたかったからだ。

だが正直このマグナを手放す気にはなれない…

そりゃあ新車のレブル1100DCTの方がすべてにおいて優れているのは明らかだけど、私は別にマグナが不満だとか、それほど物足らなく感じているわけでもない。

だから1年先くらいならちょうどいいと思っていたのに…

しかし、こうなったからには仕方がない。

買うか!

買わないか!

そのどちらかしかない!

今できるのはその決断をもう少し先延ばしにすることくらいだ。

 

18時ちょうどにドリームに到着、入れ替わりに一人のお客が出てゆくと店はスタッフ以外誰もいない閉店間近の雰囲気。

店長が出てきてくれて対応してくれた。

「今日はバイクで来られたんですね?」

「あ、そうなんですよ…」

「それで早速納車までの打ち合わせに入りたいのですが…」

「それがですね…注文しておいてなんなのですが…もっと時間がかかると思って…1年くらい先かなって思ってたんですよ…だから正直言って購入の環境が整ってないっていうか…」

「ご購入の環境ですか?」

「あ、はい…経済的な理由とかじゃなくて…なんというか…家族の賛同が得られてないというか…お恥ずかしい話なんですけど…」

「えぇ、わかりますよ、バイクはあくまで趣味のモノですからね」

「そうなんです、車は皆で乗りますし実用的ですから多少お高くても理解は得られやすいんですけど、バイクは僕の趣味だけのモノでもありますし、危険も伴いますのでなかなか一筋縄ではいかない所がありまして…」

「えぇ、こちらでもすんなり決まるのはご夫婦でいらしたケースくらいですよ」

「それでね、先日いただいた見積書なんですけど、色々オプションなんかを含めた金額だったと思うんです。それを今回はそれらオプションをすべて除いて、更に今日乗って来たマグナを下取りしてもらうとして査定していただいて、あと「残クレ」とかいう方式で最安の見積もりを出していただきたいんです。それを元に説得というか、理解してもらおうというわけでして…」

「わかりました、それではバイクの査定には少々お時間をいただきますが、その後見積もりを作り直してきますね」

「お願いします」

 

なぜ俺がこんなにペコペコしなきゃいかんのか、でもあっちとしても注文しといて後でごちゃごちゃ言われちゃあ迷惑だろうからな…。

 

さて、マグナはどれくらいの値が付くのだろう?

あんまり安かったら手元に置いておこうと思うが案外高かったら?

待ち時間に店内のバイクを見て廻る。

 

アドベンチャーバイクもいいなと思って一時購入を検討したNC750シリーズがある、750Sは足つき良さそう!750Xはちょっときついか。
 
「足つきの良さは精神の安定」(by Ruriko_675)
けだし名言である(笑)
 
このRurikoさん、ただ可愛くてスタイルが良いだけじゃないんですよ、サーキットで300キロ出しちゃう凄い女の子なんです!
 

確かにレブル1100が店内に全部で7、8台はあるように見える。

売約済みの札も見えるからこの中の一台が私のレブルなんだろうな。

そう思ってもまだ気分が高揚してはこない。

 

 

しばらくして店長が帰って来た。

注目のマグナの査定額は…

20万円ちょうど!

う~ん…まぁ…妥当な線だろうか…。

ビックリするほど高いわけでもなく、落胆するほど低いわけでもない。

2005年式、走行が30000キロ弱、買った時が35万円くらいだったからそこから1年乗ったとしては良い査定ではなかろうか?

これをまた売る時には倍くらいの値札が付くんだろうけど(笑)

 

そして「安心パック」や「コーティング」「充電器」「盗難保険」などのオプションをすべて取り去り、3年払い残価55万円で月々約1万7千円の36回払いというクレジット計画が出来上がった。
 
3年後に55万円、これは3年後に売却してもいいし、その額を払うか、またクレジットを組んでそのまま乗り続けるかを選択するという仕組みだ。
もちろんこの見積もり通りに購入するわけではないが、これが最も安く(負担なく)買える支払い計画ということで作成してもらった。
月々1万8千円だけを見ると大したことはないが、3年後に55万円、総額127万円という金額は厳然としてあるわけだからそこのところをどう「煙に巻く」かだな(笑)
 
ドリーム店長には10月の第一週までには結果を聞かせて欲しいと言われた。
 

で、なんでこんなに入庫が早くなったのか尋ねたら、販売店の想定以上に生産が進んだのだという。

それにしても私より前に全国にレブルを待っていた人は一杯いたはずなんだけど、その人らにも全部行き渡ったのだろうか?

だとするとすごい数のレブル1100が生産されて一気に入庫したという事なのか?

それなら…

今は120万の新車より中古の方が高騰していて160万、170万の値がつく個体も出るという「レブルバブル」が起きている。

新車が大量に供給されて、その「レブルバブル」(言いにくいw)がはじける可能性はあるまいか?

もちろん大暴落することはあるまいが、中古価格が新車価格を上回るという異常事態は徐々に収まるとみてもおかしくないだろうか?

 

だとしたら…

 

今、新車を慌てて買わなくても1年後、中古が100万を切るくらいででてくることは十分あり得る。

う~ん…わからない…先の事は…

 

ドリーム店長のいうタイムリミットが近づいて来た!

さぁ!どうする?