さて、ステロイド経口薬(プレドニン)の投与により眼の状態は良好に推移しほぼ完治状態といってよい。
ただ、医師が懸念するように、これはステロイドにより炎症を抑えることにより成功しているだけであって、原因はまだはっきりわかってないのだ。
原因が「細菌の侵入による感染」であれば当初の抗生剤がもっと効果を上げていたはずなのである。
しかし、実際は抗生剤は全く効かなかったとは言わないが、思うような効果は得られず、結局ステロイドの投与となった。
最も炎症の強かった部位は「涙腺」
なぜ、ここにこれ程の炎症が現れたのか?
その糸口になるかもしれない血液検査の数値がこれである。
「lgGサブクラス4」
この数値が正常値の4倍もの値を示している。
この聞きなれない数値が何を指すのか教えられなければ素人は全くわからないのだが、医師によると「サルコイドーシス」以外の免疫疾患の可能性があるというのだ。
その病名は…
「IgG4関連疾患」
聞き慣れない、というか全く聞いたことのない病名である。
これも「サルコイドーシス」と同じ「自己免疫性疾患系」の病気であり、その病変は膵臓、涙腺・唾液腺、胆管、腎臓、肺、後腹膜、動脈、中枢神経系、甲状腺、肝臓、消化管、前立腺、リンパ節、皮膚、乳腺など多臓器に及ぶことが多い、そうである。
その中の「ミクリッツ病」は特に「涙腺」や「唾液腺」に異常をきたすことがあるのだという。
本来なら病変時に検体を採取して病理検査に回していたらより確実にわかったのだそうだが、とにかく炎症がひどかったのでまずその炎症を抑えるのが優先されたのと、lgG4の数値はその後の血液検査で顕著になったせいで確実な検査を行うことは困難であった。
医師が言うには、今はステロイドで炎症を抑えている状態で、病気が見え難くなっているが、もう一度この「自己免疫疾患系」に強いとされる「宇多津病院」に行って詳しい検査をした方がいいとも言われた。
数年前から聞いたこともないような病気に次々と襲われている気がする…
「歳取ったら色々出てくるけんな~」
簡単に言えばそういうことだ…
入院中に日本テレビの54歳の男性アナウンサーが脳出血で急死したというニュースを見た。
54歳といえばもちろん私より若い。
それも脳疾患となればなんの前触れもなく正に突然だった可能性もある。
正直、怖い…
そんな重病ではないが、良くわからない病名を聞かされて、病院に1週間もいれば少しはナーバスにならざるを得ない。
今はとりあえず、それを何かプラスに変えられないか?、ポジティブに受け止められないか?
もし、病気があるならそれを乗り越え、乗り越えられないものなら受け入れるしかない。
医師の方から明日午前中に退院できるとの許可が出た。
元々今日、明日は第3火曜日、水曜日でお店は連休だったからその連休明けの木曜日からお店を再開することができる。
明日退院したら…
とりあえず「うどん」食って…
少しでもいいから「バイク」に乗ろう。
そして…
19日木曜日からは、お待たせしているお客様を一人でも多く接客させてもらえるよう、パワー全開で頑張る!
この1週間、私の入院日記に眼を通していただき、暖かい励ましの「いいね!」や「コメント」を頂いた皆様、誠にありがとうございました!
おかげで皆さんとつながっている気がしてちっとも心細くありませんでしたよ!
これからも当ブログをよろしくお願いいたします!