~初教習、再びクランクの壁~⑦「57歳バイカーへの道、大型編」 | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

さて、入校&適性検査から一週間、いよいよ教習初日を迎えた。

これは1年前、ひょんなことからバイクに乗ろうと決意した56歳のちっこいおじさんが、怪我や挫折を乗り越えて「普通二輪免許」を取得後、更に調子に乗って「大型2輪免許」に挑戦するノンフィクションの物語である。

 

いよいよあの大型教習車「HONDA NC750L」に乗る時がやって来たのだ!

データによるとNC750が普通二輪の教習車CB400より約20キロ重く、2センチシートが高い。それらがどう影響するのか?

もっと高い厚底シューズを用意すべきだったか?(笑)

 

普通二輪の初教習の時は初めての人ばかり5、6人でバイクの引き起こしやセンタースタンド、エンジンをかけてのクラッチの繋ぎ方のみで実際コースを走ることはなかった。

しかし今回普通二輪からのステップアップ組のみでの教習ならそれらは一通りサッと済ませて即、難題課題の教習に入る可能性もある。

ということは初日からスラロームや一本橋、8の字、そして最も苦手とするクランクまでやるかもしれない。

かなり不安だ。

他の教習生が難なくこなしている中、私だけ「ガシャン!ガシャン!」と倒しまくる事態は避けなければ(笑)

 

久しぶりにここに帰ってきた。
 
ここをまた走るんだなぁ~
 
 

学校に来てみるとあのB東君が先に教習を終えて帰ってきた、彼も今日が初教習だったそうで、後一時間私と一緒の時間にあるそうだ。

「どうだった?」

「いやぁ!いつも乗ってるバイクとだいぶ勝手が違うんで戸惑いましたよ!」

「いつも何に乗ってるん?」

「ホンダのVツインマグナです」

「えぇ~っ!一緒やん!」

 

何と彼もマグナ乗りであった!

 

初教習の担当はO野さん。

一番多く担当してくれているお馴染みの指導員である。

肋骨を折ったときも、復帰したときもO野さんだった。

 

さぁ!いよいよNC750と対面だ!

前の教習の時に何度も目にしていながら、自分が乗るということを全く想定してなかったので初めてまじまじを見ると、確かに物凄く大きいという感じはしない、

 

最初は引き起こし。

最初持つところを間違えていて上がらなかったが、大丈夫!何とか起こせた!

次はいよいよ跨がってみる。

どうだ!

足がツンツンだ(笑)

これはバランスを大きく崩したら危ない!

特に右側にバランスを崩せば即立ちごけになる。

それ以外は…

CB400に比べてメチャクチャ重いかと言うとそれほど違いは感じない。

一速に入れ、クラッチをつないで発進!

 

 うむ、走り出したら大丈夫だ!

最初の一時間はバイクに慣れるために外周をグルグル&坂道発進など。

これはさすがに問題ない、しかし要は難題課題の5種目(大型は波状路が加わる)の克服だ。

しかし最初の1時間はそれらに入る前に終了。次の1時間に持ち越しとなった。

 

2時間目はちょっと厳しめの指導で知られる指導員。

早速難題課題の8の字、ちょっとふらついたが何度かやれば大丈夫だ。

スラローム、普通二輪の時はこれで転倒して肋骨を骨折して長期離脱したわけだが、今はパイロンを避けるだけなら問題ない。

但し秒数を上げようと色気を出すと失敗してしまう。アクセルを開けるタイミングがわかってない。

そして鬼門のクランク。

やはりというか、2度ほどバイクを倒してしまった。

しかし倒すのも慣れたもの、よっこらしょ!と起こすも、勢いが過ぎて反対側にサヨウナラ~と「ガシャ~ン!」

恥ずかしい…(笑)

 

ま、しかし全然できないということではなく、何度かやれば大丈夫だろう!

 

結局この日は「一本橋」や「波状路」までは至らず終了となってしまった。

 

教習初日は「極めて順調」とは言い難いものの、ある程度の手ごたえを実感できた2時間であった。

 

次の教習までちょっと期間が開くが、慌てることはない!

 

                               つづく