Arch Enemy日本公演/大阪なんばHatch | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

 

今回のライブはまず、ライブ会場を間違える、という凡ミスから始まった。

これは以前、チケットを店に忘れたまま新幹線に乗ってしまった事件以来の大失態である。

今年は僕にとってライブの当たり年ですでにだいぶ先のライブのチケットを入手済みでそれらと混同してしまったのかもしれないが、今回のライブは湊町リバープレイスにある「なんばHatch」だったのに、なぜか「梅田クラブクアトロ」だと思い込んでしまっていた。

当日なんばHatchの目と鼻の先の「岡本商会」という理美容品の問屋でいつものように買い物を済ませる。

本来ならなんばHatchはそこから歩いてすぐのところなのに、キャリーバックを引きずって地下鉄に乗り梅田まで移動。

梅田駅からホワイティ梅田を泉の広場まで歩く、昔泉の広場近くの店で働いていた時、毎日通勤で歩いた懐かしい道のりだが結構な距離を歩いて、たどり着いたクラブクアトロで見たのは

「本日の予定はありません」

の表示。

「まだ早いからスタッフが来てないのかな?」

いやいや、そんなはずはない!

もう15時なのに。

改めてチケットを確認して茫然!

まだ時間に余裕があるのがせめてもの救い。

いつもお店でスタッフに「思い込みと決めつけは絶対にいけない!」と諭しているのにこのありさまである。

また取って返すのも面倒だから、結局タクシーに乗っちゃった(笑)

 

会場に着くとグッズの先行販売が始まっていた。

いつものようにツアーTシャツをゲット!

今回は整理番号300番台だからそう前に行くことも考えてないのでのんびりとその時を待つ。

今回のライブはアリッサの影響か、若い女性が多い。

 

ライブの常連、H康江さんに遭遇!

なんと整理番号5番をゲットしたらしい!

5番といえば最前列、それもセンターを狙える番号である。

ライブ前にfacebookで「アリッサをかぶりつきで観る!」とおっしゃっていたがその通りになるであろう、うらやましいが、今年行く予定の三つのライブはまぁまぁの番号なのでそこで頑張ろう!

 

さて、この、スェーデンのメロディックデスメタルバンド「Arch Enemy」。以前より知ってはいたが当時は「グロウル」いわゆる「デスボイス」が苦手だったため、積極的に聴くことはなかったのであるが、「Amorphis」でだいぶ慣れた(笑)せいもあり、またなんといっても2014年に新加入したアリッサ・ホワイト=グラズの存在である!

以前はカナダの「The Agonist」というバンドでクリーンボイスとグロウルを駆使して活躍していたらしいが、彼女の加入で一気に注目度が上がったというわけだ。

 

見れば説明不要だが、このビジュアル、ルックスの持ち主のアリッサがどんなボーカルを聴かせてくれるのか?

どんなステージパフォーマンスを見せてくれるのか?

とても楽しみなライブになりそうだ!

 

予定通り18時に入場が始まる、康江さんは真っ先に会場内に消えていった。

僕は320番だからだいぶ後から入ったのだが、見るとステージの端の方は最前列より3列目くらいに入り込めそうな感じだが、背の低い僕は前に背の高い人に立たれた時の悲劇を知っている。

ここは無理をせず、後方の一段高くなった所の最前列を確保。ステージからは遠いが確実に全体を見渡せる。

 

19時ちょっと過ぎにいよいよメンバーの登場!

会場のボルテージは一気に上がり、前に前に人が押し寄せる。

最前列の康江さんは大丈夫か?

まずはキラーチューン「The World Is Yours」から!

 

生で観るアリッサは圧倒的に美しく猛烈にカッコいい!

 

ブロンド、ブルー、パープル、ライトによって何色にも見えるロングヘアーを歌舞伎役者のように振り回し、その美しい肢体から放たれる迫力のグロウル!

その一片の隙も無いキレッキレのライブパフォーマンス!

もう視線は彼女に完全に釘付けだ!

凄い!

これほどカッコイイとは!

アリッサは超一流のフロントマン、いやフロントウーマンだ!

H康江さんから写真いただきました!最前列で見るとこういう感じです!

 

 

暴力的なリフに印象的で叙情的なギターが乗り、そこにアリッサのグロウルが炸裂する!

 

以下セットリストです

1.The World Is Yours
2.Ravenous
3.Stolen Life

4.The Race

5.War Eternal

6.My Apocalypse

7.Blood on Your Hands

8.You Will Know My Name

9.Bloodstained Cross

10.Intermezzo Liberte

11.Dead Eyes See No Future

12.The Eagle Flies Alone

13.Reason to Believe

14.As the Pages Burn

15.Dead Bury Their Dead

16.We Will Rise

Encore:
17.Avalanche

18.Guitar Solo

 (by Jeff Loomis) 
19.Snow Bound

20.Nemesis

21.Fields of Desolation

 (Outro Instrumental)

 

もう一つのキラーチューン「The Eagle Flies Alone」

今回のライブはスマホ撮影に関しては割と緩くて、動画もOKでした。

 

 

そしてH瀬君の大好きな「Reason to Believe」

バラード調のクリーンボイスから、シャウト!

そしてグロウルと、盛り上がっていくところがたまらずカッコいい!

 

ところで話は変わるが、数か月前から僕が密かに取り組んでいることがある。

それはこれだ!

CMなどで皆さんご存知「スピードラーニング」

聞き流すだけで英語が話せるようになるという触れ込みのアレだ。

何のためにこれをしようかと思ったのかというと、他ならず、ライブの時にメンバーがMCで何を言っているのかが理解したかったからなのだ。

メンバー、大体がフロントマンであるボーカリストが、曲の合間に何かをしゃべる。 当然英語で。

それが全く理解できない。

しかし、周りの観衆の中にはある程度かそれ以上理解できる人もいるらしく、フロントマンが何か冗談らしき事を言ったようなときは笑いが起きることもある。

それらを理解できないのに釣られて笑う自分への自己嫌悪と悔しさと言ったら・・・。

というわけで始めたわけであるが、感想をしてはやはり聞くだけでマスターするというのは無理があると思う。

まだ始めてレッスン4までしか来てないんで何とも言えないが・・・。

 

とにかく今回のライブで分かったのは

アリッサが「singing!」と煽るのと

「I can't hear you!」

だけだった(笑)

 

しかし、いくらアリッサが煽っても彼女のグロウルと一緒に歌うのはかなり難しいと思うが・・・(笑)

 

彼女はグロウルだけでなくクリーンボイスでも類まれな歌唱力を持つ。

それは以前在籍していたバンドThe Agonistで見ることができる。

しかし彼女はこのArch Enemyではそれを殆ど封印している。

それはやはりバンドの方針なのだろうか?

リーダーのマイケル・アモットが「エクストリュームメタルにクリーンボイスは必要ない」と言ったとか言わなかったとか。

しかし、ちょっともったいないと思うのは僕だけではないだろう。

「Reason to Believe」のような曲は本当にカッコいいし、「The Eagle Flies Alone」のような歌メロのきれいな曲はサビの部分をクリーンボイスで歌うと曲の良さがもっと引き立つのかな、とも思う。

グロウルはどうしてもメロディに乗りにくいから・・・。

 

抒情的なメロディで、クリーンボイスで歌メロ。随所にグロウルというのは僕の大好きなAmorphisと重なってくるが、決定的に違うのがボーカルが女性だということ。

グロウルでは男性ボーカリストと遜色のない声を出せるが、クリーンボイスではどうしてもその迫力にギャップが生じる。

それをマイケル・アモットは嫌ったのかもしれない。

しかし、これからバンドが進化してゆくにあたって、やはりバンドの特徴である美しく抒情的なメロディをより強い印象で打ち出すにはギターのみならず、グロウル一辺倒ではないアリッサのボーカルが必要になるのではないかと思う。

「Reason to Believe」で見せたような、クリーンボイスでもなく、グロウルでもないようなシャウトボイスの更なる進化が待たれる。

 

またアリッサだけではなくマイケル・アモットやジェフ・ルーミスのギターもよかった!

やっぱりもっと前で観たかったな・・・・。

 

 

ライブから一夜明けて、朝5時に起きて新幹線に乗り込むも、強風で瀬戸大橋上のマリンライナーが運休し、児島駅で足止めを食らう。

あ~、店に間に合わん!

ただでさえ木曜日は休み明けで忙しいのにぃ~!

 

瀬戸大橋道も通行止め、もうどうにもならんと思っていたら午前8時半前に大橋道のほうが先に解除になった。

マリンはまだまだ時間がかかりそう。

というわけで児島から坂出駅までタクシーで渡りました。

料金9500円也~

 

いつもより店に1時間遅れでなんとか到着!

いったん帰られたお客様もおられたが、被害は最小限にとどめることができて本当に良かった。

過去には夜まで通行止めが続いた例もあるとか!

その後、再び通行止めになったり、特急が瀬戸大橋上に5時間立ち往生したりしたそうだから、本当に間一髪であった。

 

トラブル続きの大阪行きでしたが次のライブも目前に迫っている!

次は気を付けよう(笑)