これまでのモトリーの軌跡を動画にした新曲「All Bad Things」のオフィシャルPV
(しかしモトリーファンには気前よく●ッパイ見せてくれるネェチャンがいて羨ましいですな(笑))
ステージには黒いスクリーンがかかっておりそれが取り払わられてのメンバー登場となるようだ。
開演時間の5時ちょうど、「So Long, Farewell」という子供が歌う歌がSEで流れる。
これは映画「サウンドオブミュージック」の中の挿入歌らしいが、なぜモトリーがオープニングに使っているのかは知らない。
だけど歌詞の意味を調べてみると
「残念ながら そろそろこれで お別れの時間です、さようなら、ごきげんよう 、さようなら、この素敵な場所から 行きたくはないけれど、さようなら、ごきげんよう 」
という一節が含まれていてファイナルとなるツアーのオープニングとして何やら意味深なものを感じる。
そしていよいよメンバーの登場となるのだが、実は今回のライブに限らず今まで全てのライブにおいていつも興奮しすぎるのか、メンバーの登場のシーンをどうしても後で思い出せないのだ。
例によってモトリーのメンバーがどうやって登場してきたか思い出せない(笑)
気づいたら一曲目が始まっていた。
アメリカツアーでは「Mutherfucker of the Year」で幕開けだったが、一発目は「Saints of Los Angeles」だった。
前回のZEPP大阪では一曲目の「Wild Side」でいきなり「モッシュ」が起こり、大変危険な状況になっただけに警戒はしていたが、今回は見る限りそんな暴れん坊はいない模様。
(写真は借り物です)
2曲目お馴染み「Wild Side」
ズッダン!ズダンズダン!
やっぱこれでしょ!
オッ!パツキンのネェチャンが出てきたぞ!
身をくねらせてのキレッキレッのセクシーダンスがエロくていいではないか!
他のバンドではまず考えられないけどモトリーならではの演出。
いや~!ええもん見せてくれますな(笑)
バンドメンバーよりこっちばかり見てたりして(笑)
モトリーのライブは難しいこと考えなくても本当に理屈抜きで楽しめる。
歌詞を知らなくてもサビだけ歌えればOK!
「It's the same ol', same ol' situation♪」
「She's got the looks that kill!」
あ~、楽しい♪
と、隣にいた若い女の子がへたりこんだ。
そういや最初の頃押されてすごく嫌がってたけど、興奮しすぎて失神か?
と思ったら本当に気分が悪くなったみたい、よく見るとまだ中学1年生くらいの真面目そうな女の子。
どうやらモトリー好きのご両親が連れてきたみたいだが、こんなお嬢さんにはモトリーは刺激が強すぎてちょっと早かったか(笑) ライブは大音響だし。
しばらくご両親が係員と相談していたが、結局ご両親とともに車椅子でご退場・・・。
39000円がフイになってしまった・・・・。
こっちも気になってライブに集中できんかったがここは気を取り直して
「Smokin' in the Boys' Room ♪」(笑)
しかし今日のヴィンス・ニールはあの甘ったるい甲高い声がよく出ている!こんなにシャウトするボーカリストだったかな? 体は太って体のキレはもう一つだけど(笑) 先日のジョーイ・テンペストと正に対照的。
ニッキー・シックスはいまだにヤバイ雰囲気醸し出してる、相変わらず女性に人気あるなぁ~。
そうこうしているうちにあの巨大セットを使ってのトミー・リーのドラムソロの時間になってきたぞ!
ファンキーなメロディに乗せてトミー・リーが力強いドラミングを始める!
オッ!ドラムセットが動いたぁ~!
ゆっくりとドラムセットがコースターのレールを登り始める!
トミー・リーはこれまでも数々のアクロバティックなドラムを披露してきたが、今回のセットは正にその集大成とも言える大掛かりなもの。
前回はステージを360度回転するというものだったが、今回はステージを飛び越えてアリーナ中央部分にまでジェットコースターのレールのようなものが伸びている。
このレールの上を移動しながら更に回転しながらドラミングを続けるのだ。
もちろんドラムセットやトミー・リーの体は逆さまになっても落ちないように固定はされているとは言え、非常に厳しい体勢で、行って帰るまでの結構な長時間ドラミングを続けることは、相当の体力と精神力が求められることは容易に想像できる。
紙吹雪をまき散らしながら回転するその姿はは神々しいほどであった。
ドラムソロが無事終わると、次はミック・マーズのギターソロ。
タッピングばっかり・・・(笑)。
さぁ!ここからはヒット曲のオンパレード!
右手をぐるぐるとバイクのアクセルを開ける仕草!
そう!「Girls, Girls, Girls」だ!
この曲のPVなんかメンバーがハーレー乗り回してストリップ劇場みたいなのをハシゴするっていう男の欲望剥き出しのお気楽なもの(笑)
いや、いっぺんそんな遊びしたかったもんです(笑)
でもこういう能天気なノリが楽しい♪
ヴィンス・ニールの嬉しそうな顔(笑)
続いてモトリーの曲の中でも最もノリのいい
「Kickstart My Heart」キタ━(゚∀゚)━!
「my heart! Kickstart my heart♪」
ノってノリ狂う!(笑)
あぁ、でもこれが終わったらアンコールで全て終わりになっちゃう・・・。
メンバーが挨拶する・・・あぁ、もう終わっちゃうんだ・・。
と、大量の紙吹雪が乱れ飛び、そして紙テープがステージから大量に飛び出した!
苦節30余年(笑)一度も戦利品のない僕ですが、これはゲットしました(笑)
こんなもんどうするの(笑)
メンバーが引っ込んだあと、お決まりの手拍子。でもなんだか揃わない(笑)
どうせ出てくるとタカをくくってんのかな?
そうこうしているうちに人垣でよくわからないが、ステージ下から強力な懐中電灯のようなものを手にしたメンバーが現れた。
メンバーは歓声を上げながら、さっきのドラムソロで使ったレールの着地点であるアリーナ中央の小さなステージに立って周囲の観客を照らして遊んでいる。
股間に挟んで●ンコのようにしてたのはトミー・リーだったっけ?
「コッチも照らして~」(笑)
観客からも歓声が上がる。
どうやらアンコールはこの小ステージで演るようだ。
トミー・リーがピアノの前に座るとあのイントロが奏でられる・・・。
そう!「Home Sweet Home」
とうとう最後の曲になってしまった。
出だしはドラムなしのアコースティックバージョン。
小ステージ全体がせり上がり、トミー・リーが再びドラムセットに座る。
アンコールの一曲のためだけにこんな仕掛けをしていたなんて・・・。
You know I'm a dreamer
But my heart's of gold
I had to run away high
So I wouldn't come home low
わかるだろ 俺は夢ばかり見てるヤツ
でもハートはピカピカに光ってる
調子に乗って家を飛び出したから
負けて家に帰るのはできなかった
Just when things went right
Doesn't mean they were always wrong
Just take this song
and you'll never feel left all alone
物事がうまく進んでいるときが
いつでも間違ってるってわけじゃない
そんなときはこの歌を聴いてくれ
お前は一人じゃないってわかるだろう
Take me to your heart
Feel me in your bones
Just one more night
And I'm comin' off
this long & winding road
お前の心に 俺を連れて行ってくれ
お前の骨まで俺を感じてくれ
もう一晩だけでいい
そしたら俺はオサラバするのさ
この長くて曲がりくねった道から
I'm on my way
I'm on my way
Home sweet home
俺は俺の道を行く
俺は俺の道を行く
懐かしい故郷に向かって
Tonight, tonight
I'm on my way
I'm on my way
Home sweet home
今夜なんだ
俺は俺の道を行く
俺は俺の道を行く
懐かしい故郷へ向かって
You know that I've seen
Too many romantic dreams
Up in lights,
fallin' off the silver screen
たくさん見てきたのさ
ロマンチックな夢をね
沢山のライトに照らされて
シルバー・スクリーンに落ちていったけど
My heart's like an open book
For the whole world to read
Sometimes
nothing keeps me together at the seams
俺の心は開かれた本なのさ
世界中の誰でも読んでかまわないのさ
それでも時々 本の縫い目で
俺はバラバラになったまんまなんだ
I'm on my way
I'm on my way
Home sweet home
Tonight, tonight
I'm on my way
Just set me free
Home Sweet Home
Home Sweet Home
Home Sweet Home
Home Sweet Home
俺は今俺の道を進む
懐かしい故郷への道を
今夜こそ
俺は自分の足で進む
俺を自由にしてくれ
懐かしい故郷へと
懐かしい故郷へと
I'm on my way
I'm on my way
Home Sweet Home
Yeah
I'm on my way
Just set me free
Home Sweet Home
もう振り返らない
懐かしい故郷へ帰るのさ
俺は自由になるんだ
懐かしい故郷へ向かって
歌詞及び和訳はFCブログ「洋楽和訳 (lyrics) めったPOPS」
さんから拝借しました。
歌い終わるとメンバーは再び正面ステージに続く通路を去っていってしまった・・・。
あ~あ、本当に終わっちゃった・・・。
しかし今日のライブは本当にパフォーマンスもすごかったし、何より楽しかった!
いつもメンバーの年齢ばかりで申し訳ないけど
トミー・リー 1962年生まれ 52歳!
ヴィンス・ニール 1961年生まれ 54歳!
ニッキー・シックス 1958年生まれ 56歳
ミック・マーズ 1951年生まれ、なんと63歳!
50歳になるってんで大台がどうのこうの言ってるけど、みんな俺よりずっと年上!
ミックマーズに至っては日本じゃ定年退職して孫みてる世代だぜ!
モトリーはLAメタルの象徴としてセックス、ドラッグ、ロックンロールを地で行く極悪バンドとしてそのイメージだけじゃなくメンバーは本当に麻薬やアルコール中毒になって様々な事件やトラブルを起こしてきた。
しかしこの年齢でこれだけのパフォーマンス、圧巻のステージを今観せられるなんて、本当にスゲェ!
ただのヤク中にこんなことできないよ!LAメタルのヤツでオリジナルメンバーでこれだけのステージを今観せられるバンドなんか他にいるのかね?
モトリー・クルー!奴らは本物のプロだぜ!凄い!
以下セットリスト
Saints of Los Angeles
Wild Side
Primal Scream
Same Ol' Situation (S.O.S.)
Looks That Kill
On With the Show
Too Fast for Love
Smokin' in the Boys' Room
Mutherfucker of the Year
Anarchy in the U.K.
Dr. Feelgood
In the Beginning
Shout at the Devil
Don't Go Away Mad (Just Go Away)
Drum Solo
Guitar Solo
Live Wire
Too Young to Fall in Love
Girls, Girls, Girls
Kickstart My Heart
Encore:
Home Sweet Home
家に帰って改めてモトリーの曲を聴いてるとなんだか急に切なくなってきた。
もう彼らのステージを見ることはないんだな・・・。
これは「You're All I Need」愛しすぎて恋人を殺してしまうという悲しいラブソング。
これもライブで聴きたかったな・・・。
3年後くらいに
「やっぱ、あの解散取り消し!またやるぜ!」って帰って来てくれても俺らは全然怒らない。
そのときは大きなセットも仕掛けもいらない、またワイワイやろうぜ!