アクセプト完全復活!
- Blood of the Nations/Accept
- ¥2,533
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80年代、「Balls to the Wall (1984)」「Metal Heart (1985)」「Russian Roulette (1986)」などの名盤をのこし、ジャーマンメタルの雄として君臨したアクセプトが「Blood of the Nations 」を発表して、20余年の年月を経てここに完全復活!
と言っても、あの「歌ってんだか、唸ってんだか」の超個性的で強力なフロントマン、あのウド・ダークシュナイダーは不参加、アクセプトにとってウドに代わるボーカリストがいるとは思わなかったが、元TT.QUICKのマーク・トーニロ-というボーカリストを参加させてのニューアルバムです。
85年に名盤「Metal Heart 」を発表しその地位を不動のものにしたアクセプトは翌年、そのスタイルを更に成熟させた「Russian Roulette 」を発表、バンドは絶頂期を迎える。
しかし、その直後、なんと最強のフロントマン、ウド・ダークシュナイダーが脱退!
当時は本当にショックでした、真相は色々取りざたされたが、あまりにもアクが強いウドによってバンドの方向性が限定されるのを他メンバーが嫌ったとかどうだとか・・・。
その後、アクセプトはウド抜きでアルバムを発表、当然ながらフツーのハードロックバンドになってしまい、ファンは大きく失望することになってしまいました。
一方ウドは自身のソロプロジェクト「U・D・O」を結成、そこにパワフルなボーカルスタイルを披露する場所を移すことになります。
以降、アクセプトは完全に勢いを失い、解散、再結成を繰り返すものの往時の輝きを取り戻すことはありませんでした。
そして「Russian Roulette 」の発表からなんと24年、発表された「Blood of the Nations 」は当時のアクセプトそのもの!オールドファン感涙の一枚に仕上がっています。
なんと言っても新ボーカリストのマーク・トーニロ-、シャウトするところはあのウド・ダークシュナイダーソックリです、部分によってはモロ、ウドに聞こえてしまう。
彼は元々こういう声なんでしょうか?彼の以前の活動を知りませんので分かりませんが、しかしバラードなどを聴くと地声ではないようです、(ウドは完全に地声でしたから、笑)
これならライブで昔の曲を演ってもファンは大喜びでしょう。
事実先日の埼玉のラウドパークでは、このようなセットリストだったそうです。
ACCEPT SET LIST
01. Starlight
02. Living for Tonight
03. Breaker
04. Teutonic Terror
05. Pandemic
06. Restless and Wild
07. Princess of the Dawn
08. Metal Heart
09. Up to the Limit
10. Fast as a Shark
11. Balls to the Wall
新曲は4.5の2曲のみ・・・。
これを観た方のブログを読んでみると、すごくエキサイティングでベストアクトとも言えるステージだったそうです。
う~ん、観たかった・・・・(;´д`)
しかし、この新ボーカリストのマーク・トーニロ-ですが、やっぱり、ウドに声が似ていると言うことで選ばれたんだろうか?やっぱり、周囲もそれを期待するところが大きくあるわけで、「モノマネ」とまではいかないけど、本人もウドを意識して歌う部分も結構あると思う、それはそれでいくら観客に受けたとしても複雑な思いがあって、以降そう言う感情が膨らまないだろうかと老婆心ながら思ってしまう。
アルバムのライナーノーツに載っていた話なんだけど、この作品を手がけたプロデューサーが全盛期のアクセプトのサウンドを取り戻させるためにメンバーに当時のアルバムを聴き込ませたと言う話には笑えた、作った本人達にそれを聴かせるなんて。
でもスランプに陥ったスポーツ選手も好調時のフォームをビデオで見直すと言うし、そういうもんかな?
とにかく、これからアクセプトからは目が離せません!
86年のジャパンツアーの時使われた、ウドのトレードマークでもある迷彩色をあしらったフラッグ
ギターを揃えて上下に振るおなじみのスタイル、これも見たかった(;><) でもウルフがツルツルのスキンヘッドになってるのには驚いた、多分頭頂部が薄くなっちゃったんだろうな(;^ω^)
これが新ボーカリストのマーク・トーニロ-、外見はウドより随分スマート
そして、アクセプトと言えばこれを抜きにしては語れません