Accept / Blood of the Nations | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

アクセプト完全復活!


Blood of the Nations/Accept



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80年代、「Balls to the Wall (1984)」「Metal Heart (1985)」「Russian Roulette (1986)」などの名盤をのこし、ジャーマンメタルの雄として君臨したアクセプトが「Blood of the Nations 」を発表して、20余年の年月を経てここに完全復活!





と言っても、あの「歌ってんだか、唸ってんだか」の超個性的で強力なフロントマン、あのウド・ダークシュナイダーは不参加、アクセプトにとってウドに代わるボーカリストがいるとは思わなかったが、元TT.QUICKのマーク・トーニロ-というボーカリストを参加させてのニューアルバムです。





85年に名盤「Metal Heart 」を発表しその地位を不動のものにしたアクセプトは翌年、そのスタイルを更に成熟させた「Russian Roulette 」を発表、バンドは絶頂期を迎える。


しかし、その直後、なんと最強のフロントマン、ウド・ダークシュナイダーが脱退!


当時は本当にショックでした、真相は色々取りざたされたが、あまりにもアクが強いウドによってバンドの方向性が限定されるのを他メンバーが嫌ったとかどうだとか・・・。





その後、アクセプトはウド抜きでアルバムを発表、当然ながらフツーのハードロックバンドになってしまい、ファンは大きく失望することになってしまいました。


一方ウドは自身のソロプロジェクト「U・D・O」を結成、そこにパワフルなボーカルスタイルを披露する場所を移すことになります。





以降、アクセプトは完全に勢いを失い、解散、再結成を繰り返すものの往時の輝きを取り戻すことはありませんでした。





そして「Russian Roulette 」の発表からなんと24年、発表された「Blood of the Nations 」は当時のアクセプトそのもの!オールドファン感涙の一枚に仕上がっています。





なんと言っても新ボーカリストのマーク・トーニロ-、シャウトするところはあのウド・ダークシュナイダーソックリです、部分によってはモロ、ウドに聞こえてしまう。


彼は元々こういう声なんでしょうか?彼の以前の活動を知りませんので分かりませんが、しかしバラードなどを聴くと地声ではないようです、(ウドは完全に地声でしたから、笑)





これならライブで昔の曲を演ってもファンは大喜びでしょう。


事実先日の埼玉のラウドパークでは、このようなセットリストだったそうです。








ACCEPT SET LIST


01. Starlight


02. Living for Tonight


03. Breaker


04. Teutonic Terror


05. Pandemic


06. Restless and Wild


07. Princess of the Dawn


08. Metal Heart


09. Up to the Limit


10. Fast as a Shark


11. Balls to the Wall


新曲は4.5の2曲のみ・・・。

これを観た方のブログを読んでみると、すごくエキサイティングでベストアクトとも言えるステージだったそうです。




う~ん、観たかった・・・・(;´д`)




しかし、この新ボーカリストのマーク・トーニロ-ですが、やっぱり、ウドに声が似ていると言うことで選ばれたんだろうか?やっぱり、周囲もそれを期待するところが大きくあるわけで、「モノマネ」とまではいかないけど、本人もウドを意識して歌う部分も結構あると思う、それはそれでいくら観客に受けたとしても複雑な思いがあって、以降そう言う感情が膨らまないだろうかと老婆心ながら思ってしまう。




アルバムのライナーノーツに載っていた話なんだけど、この作品を手がけたプロデューサーが全盛期のアクセプトのサウンドを取り戻させるためにメンバーに当時のアルバムを聴き込ませたと言う話には笑えた、作った本人達にそれを聴かせるなんて。


でもスランプに陥ったスポーツ選手も好調時のフォームをビデオで見直すと言うし、そういうもんかな?


とにかく、これからアクセプトからは目が離せません!






Jink Hairのロックな日々




86年のジャパンツアーの時使われた、ウドのトレードマークでもある迷彩色をあしらったフラッグ






Jink Hairのロックな日々




ギターを揃えて上下に振るおなじみのスタイル、これも見たかった(;><) でもウルフがツルツルのスキンヘッドになってるのには驚いた、多分頭頂部が薄くなっちゃったんだろうな(;^ω^)






Jink Hairのロックな日々-これが新ボーカリストのマーク・トーニロ-




これが新ボーカリストのマーク・トーニロ-、外見はウドより随分スマート





そして、アクセプトと言えばこれを抜きにしては語れません