2022年の参議院選挙にむけて、
参政党全国比例区第五支部長に就任した
神谷宗幣(かみやそうへい)です。
先日ショッキングなニュースがありました。
たばこを注意され高校生に“逆ギレ”電車内で暴行か 28歳男を逮捕 父親が怒りの声
(Yahoo!ニュース より)
ご存知の方も多いと思いますが、電車内での喫煙をしていた男性を注意した高校生が”逆ギレ”されて、10分もの間、暴行を受けたという事件。
高校生は顔の骨を折るなどの重症とのこと。
一刻も早い回復を願うばかりです。
また父親のコメントにあるように、これが心の傷となり、これからの未来に大きなダメージとして残らないと良いのですが…。
■誰も止めに入らなかった10分間
この事件について、世間の声を調べてみました。
「暴行した男は断じて許せない」という声は当然ですが、「10分間、誰も止めに入らなかったのか?」という疑問の声も多数ありました。
高校生が暴行を受けたのは10分という長い時間です。
しかしその間、高校生の友人以外、誰も止めに入らなかったというのです。
私は現場を見ていないので確定的なことは言えません。
周囲の乗客は全然いなかったのかもしれませんし、女性しかおらず、怖くて声を上げられなかったのかもしれない。
ただ、もし周囲の大人が”見て見ぬ振り”をし続けたのであれば、それはとても悲しいことです。
もしあなたがこの場面に遭遇したなら、どうするでしょうか?
■道徳教育は行動につながっているか
この様な事件を耳にした時に、私はそれが日本の教育の結果であることを強く意識します。
例えば、小学校の道徳の時間を思い浮かべてください。
もう私にとっては何十年も前ですが…(笑)。
「殴られている人が目の前にいた時に、あなたは助けますか?」
という問いが仮にあったとすると、「助ける」という意見がすぐに出て、教師もそれが”正しいこと”であると言うのではないでしょうか。
しかし現実はどうでしょうか?…残念ながらそうはなっていません。
この事件に限らず、見て見ぬ振りをする大人はとても多いと感じています。
「助ける」と言っても、直接暴行男を止めるだけが全てではありません。
人を呼んで集めるなど、何かしらの行動ができるかということです。
■いざという時に行動するために必要なこと
”いざという時、行動できるかどうか”を分けるのは、規範力を持っているかどうかだと私は思います。
規範力とはつまり、自分自身をコントロールする力。
「こういうことを大切にしましょう」という規範を自分で立て、それをコントロールする力がなければ、行動が毎回ぶれてしまいますし、いざという時動けなくなってしまいます。
そしてこの規範力を身につけるのに有効な手段が「偉人教育」だと思っています。
歴史上の人物でも、現代の方でも、立派な人のストーリーを知ることによって、その人の「追い求めたもの」や「魂」を自分の中にインストールすることができるからです。
インストールしておけば、迷った時に判断の基準に使ったり、挫けそうな時に勇気として引き出すことができます。
まさに偉人の力を借りるというわけです。
そして偉人教育をするにあたっては、より多くの偉人に触れてみることをお勧めします。
特に日本の偉人のストーリーをたくさんインストールして欲しいと思います。
世界中に偉人はいますが、せっかく日本に生まれたのですから、立派な日本人がたくさんいたことを、是非知って欲しいのです。
私自身、歴史が好きで、特に吉田松陰や西郷隆盛、坂本龍馬に橋本左内など、多くの偉人の魂をインストールして力を借りてきました。
それがなくては今の自分はありませんし、今でも多くの場面で力を借りて、役に立っているという実感があります。
今の教育では、歴史は出来事を辿ることが主眼になっています。
それぞれの人物のストーリーが語られないことは、とても残念ですし、もったいないと思います。
知ってみるととても面白いと思うのですが…。
先日のブログでもお伝えしましたが、教育は国の根幹です。そしてその中で、歴史や偉人を深く知ることは、人間形成においてとても重要なことだと考えています。
我々参政党でも、歴史を学ぶことを非常に重要視しています。
実際に学ぶことで大人も子供も、生き方が変わったり、自分の人生について深く考える様になったりと、その光景を目の当たりにしています。
「いざというとき行動できる大人」になるために。
たくさんの偉人を自分の中にインストールし、規範力を高めていく。
その姿勢を参政党のメンバーから伝えていければと思います。