去る8月19日、
ロバート・D・エルドリッヂ博士を講師にお招きし、
【日米同盟の形成と展開】をテーマに勉強会を開催致しました。

本日で第4回続いたシリーズも最終回です。

http://www.ryouma-project.com/1340/

 



まず初めにエルドリッヂ博士が現在取り組んでおられる活動について

お話いただきました。
すでに出版されている専門家の方の書籍を英訳されたり、

共著を執筆されておられるそうです。

次に日米同盟の今後について、旧安保と日米安保の違いや

これまでの経緯、地位協定・憲法改正などの様々なお話をいただきました。

尖閣問題、北朝鮮の脅威が迫る中、いまは日米同盟について考える

いい機会である。
在日米軍の批判ばかりではなく、各個人が自国を守るにはどうするのか、
憲法改正・自衛隊法の改正など、これからのことを考えていくことが

大事である。

 


自衛隊の課題については、グループ発表のテーマにもなりましたので
一番時間を割き、理解を深めました。


 

・自衛隊の地位を高めることが必要。
自国の自衛隊の制服を知らない、活動を知らない、

そんな方がたくさんいるというお話もありました。
大きな災害時やテレビの中でしか知る機会がなく、メディアの報じ方次第

で印象も変わる、他国からの感謝の内容などプラスの面も報じることが

大事なのではという意見がグループディスカッションの中から出てきました。
私見ですが、自衛隊の公開訓練など一部の方は知っているという情報は

たくさんあり、触れ合う機会は自分から情報をとりにいけばあるはず

なのに、まわりでも参加する人はごく少数です。
軍事という言葉を毛嫌いし、詳しい=軍事オタクのような型にはめている、

そんなことも考えました。
 
やはり行き着くのは教育、歴史認識や大東亜戦争についてきちんと

教えていくことが大切という意見も複数グループから出ました。

・異動拒否や昇進拒否もあり、リーダーがなかなか育たない。

・日本の自衛隊は教育の機会が少ない。 
アメリカでは自衛隊に入ってからのメリットとして、基地内に

大学があるなど教育の機会が増えるそうです。

・自衛隊に限ったことではないが、人口減少=職業に就く人の減少。
公立学校でも求人募集を制限する場合があるなど驚きの事実を知りました。

・縦割りではなく、それぞれの地域ブロックで陸海空共通の統合司令部をつくる。

・訓練場所を国内だけではなく、海外でも行う。日本主体の共同訓練を行う。

など

 

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代表の神谷より最後のまとめがありました。

まずは、日本は軍をもちますか?もちませんか?ということから

考えなければいけない。
いつまでも自衛隊=軍事力ということを認めずに玉虫色の議論を

続けていてもすすまない。
政治家がまず逃げている。国防・軍事という言葉を避け続け、

方向がわからなくなっている。
大学生や子供たちが答えをもっていないのは大人たちの責任である。
今回参加して、知った人からはじめていきましょう。

 



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今回はこれからの日本の国防について、

根本から考える機会となりました。
北朝鮮のミサイルや尖閣諸島の問題など、すぐそこに脅威を感じて

いるのに「なんだかんだいっても大丈夫なんでしょ。」

根拠のない安全をいつまでも信じています。

北朝鮮がミサイル実験を初めて十数年の間に兵器はどんどん

進化していると言われています。

もし、日本が被害に遭った時にアメリカは助けてくれるのか。
アメリカが攻撃されたら、日本に影響はあるのか。

そんな話題はよく聞きます。
影響はあると考えられ、日本の軍事・国防はどうなっているのか

現状を知ること、それでは今後どうするのかすぐに議論を

しなければいけないと強く感じました。

メディアの力も依然強いですが、
今はインターネットや世論によくも悪くも左右される時代です。
情報も選べるようになりました。
自分ひとりくらいと思わずに一人一人が考えることが大事だと思いました。

 

事務局 池

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次回以降の予定

≪9月≫
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■ 日 時: 平成29年9月17日(日)18:15~20:30(18:00開場)
■ テーマ:日本人が知っておくべき「戦争」の話
■ 場 所:吹田市立千里市民センター8階
・住所:大阪府吹田市津雲台1-2-1 千里ニュータウンプラザ内
・会場アクセス 
››http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-shimin/shiminjichi/_70909/000400.html

■ 定 員:50名
(定員を超えた場合は募集を締め切らせていただきます。お早目のお申込みをよろしくお願いいたします)

■ 参加費:一般 2,000円、学生 500円
※当日申し受けます。
※懇親会はございません。

■ お申し込みフォーム:https://ssl.form-mailer.jp/fms/9b4d2c82518765

◆ 講 師:京本和也(KAZUYA)氏

◆ 主 催:CGS関西歴史勉強会

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≪10月≫
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■ 日時:平成29年10月9日(祝・月)14:00~17:00(開場13:30)
■ テーマ:自由民権運動の真実
○講義の概要****
一般に「自由民権運動」といえば、文字どおり「自由」や「民権」を求める反体制運動のことであり、
数々の弾圧に決して屈しなかった人民の激しい抵抗が政府を動かし、
国会成立と憲法制定をもたらしたという、日本の歴史上における輝かしい出来事の一つとして
もてはやされることが多いですが、果たしてこれらは本当のことでしょうか。
一般的な歴史教育では見出すことの難しい「自由民権運動の真実」に関して分かりやすくお話しいただきます。

■ 場所:吹田市千里山コミュニティセンター
(住所:吹田市千里山霧が丘22-1 Bivi千里山3階 阪急千里山駅下車)
■ 参加費:一般 1,000円、学生 無料
※当日申し受けます。
◆懇親会につきまして:
勉強会終了後、懇親会を開催します。(実費)
皆さんのご参加をお待ちしています。
なお、懇親会参加ご希望の方はお申し込みの際に【備考欄】にてご一報ください。

■ お申し込みフォーム:https://ssl.form-mailer.jp/fms/9b4d2c82518765
◆ 講師:黒田裕樹 氏
◆ 主催:CGS関西歴史勉強会

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≪11月≫
■ 日時:平成29年11月11日(土)13:00~16:00(開場12:30)
■ テーマ:足利義満・義教親子の野望
○講義の概要****
室町幕府の3代将軍である足利義満といえば、TVアニメの「一休さん」での道化役として有名ですが、
その実像は「皇位簒奪(さんだつ)に執念を燃やした恐るべき野望の持ち主」であることを
皆様はご存知でしょうか。
また、その息子である6代将軍・足利義教も、周囲を震え上がらせた「万人恐怖」の怪物で
あったことは意外と知られていないようです。義満・義教の2代にわたる数々のエピソードと、
それにまつわる「さる高貴なご身分」に関する悲劇について、黒田節で明快にお話しいただきます。
ご期待ください!

■ 場所:ゆめつながり未来館「ゆいぴあ」5階  
(住所:吹田市山田西4-2-43 阪急山田駅下車)
■ 参加費:一般 1,000円、学生 無料
※当日申し受けます。
◆懇親会はございません。

■ お申し込みフォーム:https://ssl.form-mailer.jp/fms/9b4d2c82518765
◆ 講師:黒田裕樹 氏
◆ 主催:CGS関西歴史勉強会

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これまでの活動

1.奪われた日本の歴史を取り戻すことの意義 神谷宗幣
2.近世からの500年の歴史を振り返ると見えてくるもの  神谷宗幣
3.日韓の歴史問題についてのワークショップ 神谷宗幣
4.大東亜戦争は本当に終わったのか? 吉重丈夫氏 
5.人種差別から読み解く大東亜戦争 岩田温氏
6.日本国憲法の制定過程を学ぶ 岩田温氏
7.日本人はどのように学んできたか~学問と国史~ 久野潤氏
8.大東亜戦争とインドネシアの独立 長谷川司氏 
9.グローバル化の歴史と失われる日本の強み 施光恒氏
10.歴史に学ぶ日本人の気概 久野潤氏

11.情報戦の歴史  北野尚人氏
12.日本の国体論と戦後教育 吉重丈夫氏
13.阿波古事記と日本人の幸福感 、失われた倭国  三村隆範氏
14.神話から学ぶ、日本の歴史 中東弘氏
15.GHQの検閲政策 岩田温氏
16.薩摩の原動力となった郷中教育と西郷隆盛 西郷隆夫氏
17.「歴史戦」はオンナの闘い 杉田水脈氏
18.日本はなぜ大東亜戦争に敗れたのか〜経緯と原因〜 久野潤氏
19.台湾と日本の交流の歴史と今後の展望 李久惟(ジョー・リー)氏 
20.「金融支配体制の歴史とマインドコントロール」 池田整治氏

21.沖縄問題の起源:講和条約と沖縄の処理 ロバート・D・エルドリッヂ氏
22.沖縄返還と日米関係 ロバート・D・エルドリッヂ氏
23.尖閣問題と日米関係 ロバート・D・エルドリッヂ氏
24.日米同盟の形成と展開 ロバート・D・エルドリッヂ氏