二か月ぶりにまたラオスのシェンクワンに来ました。
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ここには7000ヘクタールのジャパンラオアグリゾーンがあり、今後20000ヘクタールまで拡張していきます。
 
私がこのプロジェクトに注目するのは、
その規模もさることながら、そのコンセプトです。
 
ラオスは発展途上なので、農業もまだまだ牧歌的で、農薬などは一切使わないオーガニックな栽培です。土地もきれいなまま。
一周遅れて最先端にいる感じでしょうか。
そのメリットを残して、オーガニックな農産物の生産とその延長の畜産を日本人も関わってやっているプロジェクトを応援したいと思っています。
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皆さんは毎日食べている食料にどれだけ意識を向けていますか?
 
日本の食は豊かに見えますが、
内情を調べていくと様々な問題があります。
 
自給率、後継、農薬や販売など農協のからむことなどなど、
 
一般の国民は知らされてなくても、生産者の方々はよくご存知のはず。
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*イスラエル
 
先週まで行っていたイスラエルなどは、国土の60%が砂漠なのにもかかわらず、食料自給率は90%以上です。それは自立に向けて政策的にそうしてきたからです。
 
そして今いるラオスなどは農薬を使おうとしていない。それでは健康被害があり、土地がダメになると知っているからです。
 
日本では農薬を使わないと農協に買い取ってもらえないなんていう制度あります。
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農薬は微量であれば健康被害がないとか言っていますが、虫を窒息させるような薬品が人体に影響ないわけがないし、ラオスなどの無農薬の野菜と農薬や化学肥料でつくった野菜は食べたら違いはすぐわかります。
 
私も舌がおかしくなっているので、毎月一度は完全な自然栽培の野菜をとって、違いがわかるようにしているくらいです。
 
なぜ日本では、農薬を使わないといけないのか?
それには経済合理性でお金を求めて働く人々がつくった仕組みがあるんです。 
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最近は、内部にいた方々がだいぶ発信を始められたので、是非本やネットの情報を調べてみて下さい。やっている方々も悩んでいるそうです。
 
さわりだけは私の運営するネット番組CGSで、配信していますので、そちらも参考にして下さい。
 
自分の会社の利益、農家なら家庭の収入といった「個別最適」を求めた結果、日本の農業の「全体最適」は確保できなくなっている気がして仕方がありません。
 
巨大な利権や仕組みができて、一人ではどうにもならない。
生産者も農協の方も販売者も政治家も想いのある人はみんなそう感じているのはないか、というのが、私の感想です。
 
そういう私も一人でできることはほとんどありません。
 
しかし、その仕組みに立ち向かおうという人達もいます。ここラオスにも日本でのやり方と全く違うやり方でやろうとしています。そして一度できてしまえば、できないと思っていた人たちの意識が変わる。
 
話は飛躍しますが、かつて世界では、有色人種は白人に勝てないと思い込まされていた時代があります。
それをひっくり返したのは日本人。
 
やって見せてやればいい。
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私が今、世界を周り、いろいろ勉強しているのは、できない、やれない、変わらないと思い込まされている日本人の、特に若者の意識を変えるためです。
 
小さくてもやってできている例を、教えてあげればやれます。
 
そして、私は日本人にはそれをやる義務があるとも思っています。
 
拙著にも書いていますが、
 
精神の自立(教育)
軍事の自立
経済の維持、通貨発行権の確保
水、食料、エネルギーの確保
 
がこれからますます重要になると私は考えています。
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他の国はシビアにやっています。
イスラエルやスイスをみて切実に感じます。
 
日本人は、気概を持つ人がいなくなり、
個々に「個別最適」を求め、
「全体最適」や国益を考える人が減りました。
 
そこに問題があるのに、
学校教育もメディアもそこには焦点を当てない。
 
これはわざととしか私には思えない。
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だから、私はその逆へ逆へいこうとしています。そして、一緒に進む仲間を求めています。
 
数は減っていますが、まだいくらかそんな日本人はいる。特に海外にいくと、日本のことをよく見ている方が多い。
 
私はそんな方々と、繋がり、教えをうけ、
また私にできる応援をしたいと考えています。
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