研修3日目はキリロム工科大学へ。
まだ出来たての学校で学生は50人ほどしかいないので、凄くアットホームな環境です。
JCI国際アカデミーでもやったので、また優勝しましたf^_^;
その後は参加しておられる学校の先生方で日本の教育についてプレゼン。
カンボジアは教育がよくないので、学生が真剣に質問してくる姿が印象的でした。
プレゼンの後はチームに分かれて意見交換。
私たちは政治家チームでした。
・なぜ政治家になったのか。
・どうやって選挙に通ったのか。
・日本の政治家に汚職はないのか。
など、真剣に聞いてくれます。
彼らはカンボジアの政治を良いとは思っておらず、少しでも良くなればと強く願っています。
真面目にやればお金にならない政治の仕事のモチベーションをどう維持するのか、という質問に、私は、
・志ある仲間をもつこと
・我が国の未来に危機感をもつこと
と答えました。
日本の危機は何かと聞かれたので、
中国の膨張と日本がその影響下に置かれること、と答えると、学生たちは凄く反応してくれ、カンボジアもベトナムの脅威があるんだと話してくれました。
最後に桜の話から武士道の話になり、武士道の説明をしました。今の日本でもその精神は失われつつあると、正直にいいましたが、それでも彼らは凄く共感してくれました。
戦争や歴史の話もしました。みんなちゃんと学んでますね。
ある学生が「私は日本に感謝している」といってくれました。その理由は、日本人が戦後復興や震災復興で見せた気概が、自分たちの勇気になるということでした。
泣けてきます。
たくさんの意見交換ですっかり日本が気に入ってくれたようで、みんな将来日本にいきたいといってくれました。
かなりPRしたので、彼らがやってきてがっかりしない日本をつくらねばf^_^;
ランチ後は、キリロム唯一の小学校に。
106人子供がいて、先生は一人。さらに先生はあまり学校にきません。
三年前にも学んだカンボジアの教育の実態です。文部大臣が変わり改善はされているようですが、学校にいける有り難みを日本の子供たちに伝えたいですね。
カンボジアの子供たちには折り紙を教えました。
その後は1970年代にアメリカに空爆を受けたリゾートの遺構を探索し、村でお菓子作り。
キリロムは1960年代には日本人も入って開発していた歴史があります。
キリロムを降りてプノンペンに向かい、夕食は好奇心で北朝鮮レストランに。
歌って踊って演奏して、ウェイトレスもこなすコリアンレディー。
少なくとも朝鮮語と中国語、英語は話します。貴重な体験でした。
ホテルに入ってからは、リバーサイドを探索し、バー、カジノ、マッサージを周り、カンボジア最後の夜を堪能しました。
いよいよ明日がカンボジア最終日です。