いよいよアゼルバイジャン視察も最終日。
朝はナヒチェバンの国立大学を見学し、バクーに戻りました。
バクーではヘイダルアリエフ国際空港を視察。
特に貨物ターミナルを見せて頂けたのが良かったです。
担当責任者のナミックさんは、なんと日本語がペラペラ。独学で勉強されたそうです。
なぜかというと、日本の歴史を尊敬しているからとのこと。
どこを尊敬しているかと聞くと、戦後の焼け野原からの復興だそうです。
一方今の日本の若者は、自殺も多く残念だととも。
貨物ターミナルの後は、貨物便を飛ばすシルクウェイのガシモフCEOと懇談。
今年の1月24日から、バクーと小松間で貨物の直行便が飛び始めたため、今回は龍馬プロジェクトから不破石川県議と宮橋小松市議に参加してもらい、石川県知事の親書も渡して交流促進を図りました。
アゼルバイジャンは、ドバイやイラン、ロシアなどに2~3時間でいける物流のターミナル。
日本の製品もアゼルバイジャン経由でイスラエルやヨーロッパにたくさん運ばれていることが今回の視察でよくわかりました。
15時からのランチは在アゼルバイジャンの高橋大使にお越し頂き、
日本とアゼルバイジャンの関係や資源エネルギーに頼らない産業構造作りを目指すアゼルバイジャンの取り組みについて話をして頂きました。
食後はバクーのニザミーストリートでショッピングをし、
ザハハディド氏設計のヘイダルアリエフセンターを見学。
旅の締めは、アゼルバイジャンが火の国と呼ばれる所以でもあり、3000年消えていないと言われるヤナルダックに灯る火を見せてもらいました。
4日間の視察で、アゼルバイジャンをいろいろ見せて頂きましたが、一番印象的だったのはアゼルバイジャン人の親日的態度です。
ビザが無料だったことから始まり、皆さんがヤポンを知ってくれていて、独学で日本語を学ぶ方もたくさんいました。
街を歩いていたら、おじいさんが寄って来て、「お前ら日本人か?」と聞いて握手をしてくれます。
世界を周っていますが、こんなことは9年前の台湾以来で、今では台湾でもこんな経験は余りありません。
皆さん、日本を好いて下さっています。
先輩方のおかげです。
一方で我々日本人は、アゼルバイジャンの事など何も知らないし、場所を聞いたら、中東に近く危ない場所だというイメージで話をします。
もったいない。
もっと日本の若者は世界にでて、日本を知り、国際情勢を学び、世界をリアルに感じるべきだと改めて思います。
私は龍馬プロジェクトや越境会の皆さんとも連携し、今後益々学びと気づきの機会を作っていきます。
皆さん一緒に日本を出て、日本の可能性を感じましょう。