スイス視察3日目。
今日はジュネーブを離れ五時起きて首都のベルンへ。
ジュネーブの中央駅に向かう途中、15分タクシーに乗りましたがなんとそれで4000円かかりました。
スイスの物価には驚かされます。
ジュネーブからベルンに向かう車窓からはスイスらしい景色が見えました。17年ぶりに来ましたが、やはり美しいですね。
ベルンは戦火にさらされなかったため、旧市街全体が世界遺産です。
学生たちは初めてのヨーロッパで、ヨーロッパらしい風景に歓喜してました。
やはり観光もしないといけませんね。たった1時間半でしたが、充実した時間でした。
スイスの概要についてレクチャーをお願いしました。
スイスに来ている日本人は約10000人。企業は約150社です。
スイス経済の強みや教育との繋がりについてお聞きしました。
スイスの方は、買い物をする時、自然にMADE in スイスを選ぶそうです。
我々も見習うべきではないでしょうか?
またスイスは地方分権の国で、直接民主制も行われており、若者の投票率も高いことがわかりました。
よい資料も頂き有難い訪問でした。
エーグルからは登山列車に乗り換え、公文学園高等部に視察に伺いました。
かつてヨーロッパに日本の高校は10校あったようですが、今では3校しか残っていないうちの1校です。
生徒は全員日本人。
年間の定員は60名。
授業は基本が英語ですが、日本語も使います。
変な平等教育がなくていいですね。
学校は完全な全寮制です。
三人一組での共同生活は、子供たちの人間力やコミュニケーション能力をかなり高めるとのことでした。
5年前にオーストラリアのボーディングスクールに視察にいきましたが、その時も同じ話を聞きました。
若いうちの共同生活は本当に有意義だと思います。
学校の地下にもスイスならではの核シェルターがf^_^;
今は倉庫になってますが。
他にもスキーの乾燥室やジャクジーなど施設な大変充実していました。
行事では、海外修学旅行や模擬国連、英語ミュージカルなど私がやりたい教育カリキュラムがたくさんありました!羨ましい。
渡辺校長との懇談も有意義でした。
なぜ、学生を日本人に限るのかとの問いには、
高校生なら英語だけでなく、日本語や古典、日本史など学ぶべきことがたくさんあるから、日本人だけでやるのが効果的だと、まさに的を射たお答えでした。
また、日本の教育は知識偏重になりすぎで、知識をどう使うかのトレーニングがなさすぎると。
文科省の改革の方向性に賛同するし、日本語での国際バカロレアなどにも期待しているとのことでした。
受験勉強はあまりせず、ディベートなどにも重きをおいたSTYLEであることもわかり、よい教育モデルを教えて頂きました。
こんな学校を日本で作りたいです。
急なお願いにも関わらず、快く応じて頂き、また本なども頂きました。