8月25日、ついに藤井市長が保釈されました。
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その報告を受けて、私は在東京のカメラマンをつれて25日夜に、
美濃加茂に入りました。
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現場では、美濃加茂市民に向けての街頭演説を見ることができました。

非常に胸を打つよい演説でした。

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その後は、CGSとKAZUYAチャンネルで合同収録。

藤井資料の生の声を聞いてきました。


26日の夜に前編を配信しました。

27日の夜には後編を配信します。





さまざまな制限はかけられていますが、

インタビューでも話されているまっすぐな思いで、市長としての責務を果たし、

裁判に勝って頂きたいと思います。
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「美濃加茂市を焼け野原にするぞ」と警察に言われた――保釈された藤井浩人市長が会見

弁護士ドットコム 8月25日(月)17時43分配信


受託収賄などの罪で起訴された岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長が8月25日、名古屋拘置所から保釈された。すぐに職務に復帰する意向を示していた藤井市長は、市役所に登庁後、記者会見を開き、「(保釈の条件である)接触禁止は幹部にも及んでいる。その点は守りながら、市長としての仕事を全うしたい」と語った。

●副市長や秘書係長らとの「接触禁止」が保釈条件

今回の保釈については、証拠隠滅のおそれがあるとして、海老和允副市長や秘書係長、総務部長など、多くの職員との接触が禁止されている。弁護人をつとめる郷原信郎弁護士によると、接触禁止の人との連絡については、第三者を介した伝言も許されず、弁護人が間に入らなければならないという。

郷原弁護士は「これほど多くの接触禁止条項がついていて、いささか驚いた。しかし、副市長と秘書係長については、検察官調書に同意しており、今後、証人尋問の請求をしないことも明らかにしている。証拠隠滅は考えられない」と語った。副市長と秘書係長については、接触禁止の対象外にするよう、保釈条件の変更を求めているという。

また、市議会本会議などで副市長と同席する可能性があることについて、郷原弁護士は「話をしない限り問題ない」「そもそも接触禁止とは、事件のことについて話せないということで、公務について話をしてはいけないわけではない」と語った。

●警察の取り調べで「市民に対する侮辱」

藤井市長は事件について、「現金を受け取った事実はなく、潔白だ」とあらためて主張。「取り調べでは、『早く認めて、市長を辞めれば楽になる』と散々言われた。しかし辞める事は少しも考えなかった。2万2000人の署名もいただいた。筋を通して、市長職を続ける考えに変わりはない」と強調した。

警察の取調べでは、「はな垂れ小僧に投票した市民は何を考えていたんだ」「早くしゃべらないと美濃加茂市を焼け野原にするぞ」と言われたという。「市民に対する侮辱だ。検察では取調べが録音・録画されていたが、警察でも必要だったのではないだろうか。今後、(取調べの可視化を)強く訴える立場にあると思った」と語った。

約2カ月ぶりに美濃加茂市に戻ってきた感想としては、「市民をみて本当に安心した。今日からしっかりと市長職をまっとうできる。空白期間の分を何倍にもして返さないといけない」と意気込んだ。今後取り組むこととして、「まずは現状認識が必要。これから幹部と話して、この2カ月間に何があり、何が止まっているのかを情報収集したい」と述べた。

(弁護士ドットコム トピックス)

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美濃加茂市長を保釈 「直ちに市長の職に」

8月25日 中日新聞

 岐阜県美濃加茂市のプール水浄化設備導入をめぐる汚職事件で、事前収賄などの罪で起訴された市長の藤井浩人被告(30)が二十五日、保釈保証金一千万円を納付し、勾留されていた名古屋拘置所(名古屋市東区)から保釈された。

 身柄の拘束が解かれるのは、六月に逮捕されて以来、約二カ月ぶり。拘置所を出た藤井被告は濃紺のスーツにネクタイ姿。出口で弁護士らの出迎えを受け、拘置所の職員らに深々と一礼した。

 詰め掛けた報道陣には、緊張した表情で「市民の皆さまや多くの方々にご迷惑をかけ、本当に申し訳ない」と陳謝。その上で「逮捕から一貫して潔白を訴えてきた私が、(保釈を)勝ち取ることができたのはご支援があってのことと、感謝している。直ちに美濃加茂市に帰り市長の職に就く。六十日以上、仕事が全くできなかったので、この空白を何倍にもして、市民にお返ししたい」などと公務復帰に意欲を語り、迎えの車で美濃加茂市へ向かった。

 弁護団によると、保釈には、副市長ら市幹部を含む約三十人との接触を禁止する条件が設定されたという。

 藤井被告は同日午後、美濃加茂市内で記者会見を開く予定。同市の海老和允(かずよし)副市長は、被告が早ければ今週中にも、市長として公務に正式復帰する見通しを示している。

 名古屋地裁は二十二日に四回目となる藤井被告の保釈請求を却下したが、二十三日付で準抗告を認めていた。

 藤井被告は、設備導入で便宜を図った見返りに現金計三十万円を受け取ったとして起訴され、一貫して否認。贈賄側の業者は、現金を渡したと認めている。

 名古屋地裁では検察、弁護側が参加して争点などを絞り込む公判前整理手続きが大詰めを迎えており、初公判の日程が近く決まるとみられる。


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<美濃加茂市汚職>市長保釈 藤井市長会見の主なやりとり /岐阜

毎日新聞 2014年8月26日(火)12:38

 --事件をどのように受けとめているか。

 自分は潔白であり、現金を受け取っていないと言い続けてきた。接触禁止で市幹部にも接触できなくなっているが、可能な範囲で職務を全うしたい。

 --拘置所での生活や取り調べはどのようなものだったか。

 国内で台風や豪雨による大きな災害があり、市内でも大雨や台風の被害があったので、災害への対応について考えを巡らせた。警察の取り調べは非常に厳しかった。「ハナタレ小僧に投票した市民は何を考えているんだ」と言われた時は、市民への侮辱だと感じ、とてもつらかった。どう喝に近い取り調べもあり、脅しのようなことも言われた。真実以外語るべきではないと考えてきた。市民を侮辱するような言葉もあったが圧力には屈しないという思いだった。

 --市議会が市長に対し問責決議を行ったことをどう受け止めているか。

 収賄の疑いをかけられたことに関しては「自分自身に慢心やおごりもあったのでは」と反省した。決議についてはもう少し精査をしたい。

 --辞職を考えたことはあるか。

 取り調べで、「認めれば楽になる」とさんざん言われたが、無実は間違いないので辞めることは考えなかった。たくさんの方からの署名をいただいた。筋を通して、市長職を続けようという思いに変わりはない。

 --(贈賄側の)中林正善被告に言いたいことはあるか。

 なぜうその証言をしたのかと、強く憤っている。

 --公務の予定は。

 きょう(25日)から復帰する。26日も出られる行事には出たい。この2カ月間に起きたことと市の現状を把握するため、災害の現場も見たいし市内に足を運びたい。市長として堂々と出て行きたい。

 --市政の停滞への懸念はあるか。

 きょう、明日で市の状況を把握するが、大きく停滞しているとは考えていない。

 --市民に伝えたいことは。

 市を騒ぎに巻き込んだことへのおわびをしたいし、支えてもらったことに感謝したい。疑いを持っている市民がいるのは事実。政策を進める中で情報発信をしっかり行いたい。

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保釈の藤井・美濃加茂市長が執務再開 

2014年8月26日 13時02分

 岐阜県美濃加茂市のプール水浄化設備導入をめぐり事前収賄などの罪で起訴され、25日に保釈された市長の藤井浩人被告(30)は、市役所での会見から一夜明けた26日朝から、本格的な執務を再開した。

 藤井市長は午前7時50分に職員の車で市役所玄関へ到着。報道陣の間を抜けて、引き締まった表情で2階の市長室に入った。

 午前8時10分からは市役所隣の市生涯学習センターで臨時の朝会を開き職員200人に訓示。「逮捕以来、大変なご迷惑をお掛けした。皆さんの前で、またお話しできることを、うれしく思う。おごりや慢心はなかったかと振り返っている」などと述べた。副市長をはじめ、接触禁止となっている市職員は出席しなかった。

 午前10時すぎには議会運営委員会に出席。議運側は、市長は2カ月の勾留による不在で市政に関する情報が不足しているとして、開会中の9月定例会への欠席を申し入れたが、市長は「出席させていただきたい」と答え、結局、市長の出席を認めることにした。27、28日の一般質問は予定通り行われる。

 保釈条件で接触禁止となっている副市長の席は、市長の隣にあるため、教育長の席と入れ替えるという。

 (中日新聞)