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今日は朝一で、ミャンマーやアジアの学生の留学や就職をサポートする会社を訪問して、ミャンマーの学生事情を伺ってきました。

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その次にシンガポール人の経営するインターナショナルスクールに。

ミャンマーでは、インターナショナル、私学、公立という順番に学校がランク付けされているようです。

本当は公立学校にいきたかったんですが、夏休みであったことと、
軍政府に睨まれてはいけないので、先生方が受け入れてくださいませんでした(>_<)

来年の国政選挙で政権交代がありそうなので、皆さんなるべく面倒は避けたいようです。

よってインターナショナルスクールに。
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こちらは2歳児から高校生まで受け入れており、クラス人数は最大12人まで。

高級住宅地のど真ん中にあり、10カ国以上の国籍の子供が通っています。

かなり高級な学校です。
日本人もいました。
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ご覧の通り小学校低学年からIT教育などやっておられますが、ミャンマーではこんな学校はそうありません。

カリキュラムはシンガポールモデルで将来的には留学対応するように組まれています。

あくまで特別な学校です。
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言語はミャンマー語、英語、中国語を併用しトライリンガルを育成します。

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理事長のプレゼンが一番勉強になりました。

ミャンマーでは、5.4.2の11年制で初等教育が組まれていて、国際基準の12年に今変更しようとしていることや、

毎年しっかり大学にいけるのは6万人程度で国内の経済発展を支える人材が不足していることを聞きました。

まだ明日からの研修で勉強しますが、ミャンマーの公教育には課題が多そうです。

また、理事長からはミャンマーだけでなく、タイやインドネシアなど六カ国でインターナショナルスクールを経営する目的なども聞かせてもらい、目から鱗です。

改めて教育は戦略を持って行うものだと痛感しました。
シンガポールの方からはいつも刺激を受けます。
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午後は技能訓練施設を視察させてもらいました。
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1980年にアメリカの支援で立てられた施設で建設や配管などの技術を習得する施設でした。

今後、日本が外国から受け入れようとしている訓練生はこのあたりの人達かと思いますが、英語がなんとなわかる範囲で日本語の習得などは難しそうでした。

施設が老朽化していて、日本の支援などを求めておられる様子でしたので、知り合いに紹介をお願いしました。




日本の教育は、学力をつけ進学することが目的のようになっていますが、

これから国を発展させていこうというところは、国の戦略と教育がかなりリンクしているように感じます。

日本の明治期もそんな感じだったでしょうか。

まだ日は浅いですが、ミャンマーの教育はまだまだ整備ができておらず、外国任せのような感じも受けます。

またそこに様々な国が自国の戦略を持って入ってこようとしている印象もあります。

日本はいったいどんな戦略を持ってミャンマーやASEANの国々と関わろうとしているのか?
アジア各国を回っていてもみえてはきません。


また、中国や韓国などは官民一体となって、やってきますが、
日本は、民はビジネスで、官は友好でと、壁を作っているように感じます。

難しいところで、日本国内では官民癒着は悪とされますが、海外ではオールジャパンでやらねば、諸外国に太刀打ちできない状況があります。

阪神と巨人の選手が国内では戦っていても、海外では日本代表で協力し合うように、官民も海外ではもっと連携すべきではないでしょうか?

海外で頑張る日本企業や経営者をもっと政府が応援してもいいと私は考えます。

ただ、その企業にはただのビジネスではなく、国益と日本の戦略にそって動いてもらわねばなりません(>_<)

国士たるビジネスマンがもっと必要ですが、戦後そんな教育してませんからね。


ODAなどのお金も官民一体でもっと有効に使えると私は感じています。


ミャンマーやカンボジアといった国に対しては、国の根幹となる教育の分野でも日本はかなり貢献できます。

その時に必要なのは、国益にかなう戦略と官民一体となったパフォーマンスだと感じた1日でした。


安倍総理が掲げるセキュリティーダイヤモンドを強固なものにするためにも、

軍事連携だけでなく、経済と人材育成でもっと根っこから各国と連携できないものでしょうか。

民間ではなかなかがんばっている日本人もいます。

そんな人材や会社をうまく組織化できないものでしょうか。  

そんな仕事を私自身やってみたいものです。

話は大きくなりましたが、ミャンマーの教育と日本のできることを考えると、以上のような構想が出てきます。



毎回のことながら海外で現場や人に触れ、いろいろ考えるのは、良いトレーニングになります。

日本を空けて選挙には弱くなりますが(´Д` )
まあ、選挙に通ることが目的でやってないので、今は割り切ってやります!

こうした蓄積やネットワークが必ずいつか役に立つ時がくると信じて。