私は人・モノ・カネの分散のためにも地方分権は大切だと考えています。

しかし、それによって中央政府の権限の範囲は狭くなっても、権限の強さは強化しなければならないと思います。

肝心なことはトップダウンで決めた上での地方分権でないと、ますます政策の推進スピードが落ちてしまいます。

国益を考えた政治システムを作らねばなりません、、。

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関西広域連合 政令市加入、足踏み 

 2府5県の関西広域連合(連合長=井戸敏三・兵庫県知事)に大阪、堺、神戸、京都の4政令市が加入出来ない事態となっている。3日、大阪市内で開催された同連合議会の定例会では、4市受け入れを巡る議論が行われたが、7府県で唯一、新たな議席配分案に反対している滋賀県議会との調整がつかないまま閉会した。

 4政令市は昨年末に加入方針を表明。実現には広域連合議会(20議席)の新たな議席配分案を各府県議会で承認する必要があり、6府県は29議席への変更案を了承しているが、滋賀県議会だけが「大都市偏重だ」などと反対している。

 この日の議会では、兵庫県議会から参加した議員が「譲歩するところは譲歩すべきで、関西全体を考えることが必要だ」と滋賀県議会の対応を批判。井戸連合長は「(説得に)懸命の努力をしていきたい」と答弁した。近く滋賀県議会を訪れ理解を求めるという。定例会では2012年度予算案など7議案が可決された。

 嘉田由紀子・滋賀県知事は終了後の記者会見で、政令市加入に必要な関連議案を滋賀県議会に提案するかどうかについて、「どこかのタイミングで出したいが、熟慮中だ」と述べた。

(2012年3月4日 読売新聞)