新年明けましておめでとうございます
年明けから、地震、空港内での飛行機事故など
思いがけず大変なニュースが飛び込んできて
我が身の環境が平穏であることに感謝しつつ
災害や事故の被害者・関係者の皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
年越しを機に、過去ブログ記事を見直して
ナンバリングするのを再開しました。
読み返しながら
当時は機能として無かった#ハッシュタグなど.新たに追加しています。
(あと、「いいね！」ボタンはなくて「ペタ」だけでした)
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基本的に、私が書きたいことは当初からあんまり変わっていません
例えば
歯科をコンビニ店舗数と比較することについて
わたしはずっと怒っていて
細々とでも書き続けて行かなくちゃ( ..)φ
TV番組や週刊誌報道ばかりでなく
若い人たちを中心にスマホ📱とSNSの使用が当たり前になり
ネット上でも
玉石混交の色々な情報が溢れ出して
従来の歯科治療が"軽視される"度合いが酷くなったように感じます。
今から12年前の平成20(2012)年2月111日 ←0と1と2ばっかり(笑)
に書いた記事
TV某番組で、大手の歯科チェーン展開
について紹介したものがありました。
↓↓↓
〜この中で、
「セレック(=セラミック治療をデジタルでする)が5万円、
拡大顕微鏡による根管治療10万円」と、サラリと言ってます〜
つまり、当時マイクロスコープとは言ってなかったけど
拡大顕微鏡による根管治療の自費治療(´⊙ω⊙`)
CAD/CAMも自費
最先端の治療として、始まっていた∑(ﾟДﾟ)
(夫の存命中つまり二十余年前に講演会で"顕微鏡歯科"というのがある
とスライドで見た程度で、当時そんなことは他所の世界のように思ってましたが)
振り返ってみると十数年前のこのTV番組の頃から
今のような傾向
(最新機器を使って最先端の治療をしているぞ！アピールして
他院との差別化をはかり大々的に宣伝する)
が一般的になってきたような気がしています。
〜治療内容をネットで検索する人が増えると
その宣伝広告に釣られて(失礼！広告を頼りに)
近くでも遠方でも受診する患者さんも増え
それがうまくマッチング？して双方信頼のもとに治療が進めば
何も言うことないんですが、
新しいもの方が優れているんだ❣️
と言って古いものを否定する先生
困ったもんです〜
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私たちが歯学部を卒業した45年前ごろ
〜わたしは保存修復学教室に残っていて
いわゆる虫歯治療(削って詰める)を専門に学んてきました。〜
その頃詰める材料といえば、
アマルガム、メタルインレー、金箔充填(模型実習のみ)で、
コンポジットレジン(白い樹脂製の詰め物)は
当時海外で開発されて出来たばかりで、
二種類のペーストを練りあげて重合させ、
詰めてから固まるのを待つやり方。
その際、接着剤も光重合もなかったから
脱落しないように
円形穿下などといって余分に削って工夫したり
インレーなら外開きに削って印象(型取り)する、などなど
その時代に入手可能な材料や技術の制限の中で
精度が高く適合が良く長持ちする方法を選択して
治療していました。
いわゆる銀歯、金歯などは、”鋳造修復”という学問が在り
これがスタンダードだったわけです。
その後、国内でもコンポジットレジン材料や接着剤の研究開発が進みます。
アマルガムは水銀の問題で使われなくなりましたが、
今でも年配の患者さんのお口の中にはちゃんと残っている場合があり
大抵は二次カリエスにもならず保たれています。
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今は、削る量は最小限(minimal intervention)で済んで
コンポジットレジンや硬質レジン、
ハイブリッドのセラミック、
ジルコニアなど
白いものでも材料の物性が向上してメタル並みのものも出来て
接着剤や接着技術も飛躍的に進歩し
さらに近年、印象はスキャナーで一発！
というような
(専門用語ばかりですみません)
、、、夢のような時代！
しかし、前述のアマルガムのように
昔から長年続いているメタル修復でも、
治療の基本的な技術がしっかりしていて
患者さんの歯質も手入れも良好で
二次カリエスがなければ
そのままでもノープロブレム
敢えて詰め直す必要はありません。
〜但し、どうしても白いのに変えたい
と患者さんが希望しての場合、
二次カリエスがないのであれば
保険適用外で，自費になります。
健康保険は、虫歯という病気を治すためのものですから〜
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「先輩たちの積み重ね」
「それぞれの歴史を抱えながら」
、、、と、
第100回箱根駅伝の実況中継を聞きながら
これを忘れてはいけないよ！
と言いたくなりました。
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