今日はいい歯の日、、、とどこかに書いてあって
なるほど1月18日でしたね。駆け込み投稿しちゃおう
洗口液、うがい薬、液体歯磨き、どう違うのかと聞かれても
私たちもはっきり答えられない のですが
年末に届いた日本歯科医師会雑誌に同封されていた冊子
が封筒のまま年を越していたのを発見
『洗口液と その使い方 ガイドブック』
しっかりしたエビデンスレベル(学術的根拠)に従って
作成されているようです。
折角ですから少しずつ要約してみます。
※第1部 洗口液の基礎知識 より
洗口液=歯ブラシを使わずに「適量を口に含んですすいでから吐き出す」ことにより、口の中の浄化と口臭予防効果が期待できる。また、薬効成分を配合し口腔細菌の殺菌効果も期待できる製品がある。
液体歯磨=「適量を口に含みブラッシングする」あるいは「適量を口に含み吐き出した後ブラッシングする」もので、殺菌成分のほかに歯周組織健全化を期待して抗炎症成分や血流促進成分を配合している。
液体歯磨は、ブラッシングすることが前提となっているため、法律により表記できる効能が増えている。
「洗口液」は化粧品もしくは医薬部外品=プロフェッショナルケア後の良好な状態を維持するための補完的役割を担うため、継続使用が基本
「含嗽剤」「洗口剤」は医薬品=医師、歯科医師の処方が必要な医療用医薬品。治療目的で処方し期間限定の使用に限られる
つまり、剤と名の付くものは治療目的の医薬品で期間限定
そして治療後の状態を維持するために、洗口液を(歯科医院、ドラッグストア、スーパー、コンビニ等で)買って日常で使う
しかし、日本では諸外国と比較して歯科治療の際に歯磨き剤や洗口液の使用を勧める割合が低いのだそうです。
患者さんに「何がお勧めですか?」と聞かれたときに「なんでもいいですよ」と答えてしまう、、、と、
患者さんはドラッグストアに行って”テキトーに”選んで使っている。
これでは、せっかく研究開発されて口腔内の状況を良くするための洗口液なのに、効果を発揮することができないかも
それで、歯科医院でも”違いの分かる”スタッフになって積極的に使用をすすめていきましょう!
という流れを作っていくためのガイドブックかと思います。
国内で販売されている洗口液を、期待される効果で分類すると5つに大別できる。
①フッ化物洗口液→う蝕予防効果と歯質強化
②殺菌成分を含む洗口液→バイオフィルムの付着抑制効果と歯肉炎予防効果
③保湿系洗口液→ドライマウスの対症療法
④口臭を抑制する効果がある洗口液→
1:VSC(揮発性硫黄化合物)を直接的に抑制
2:殺菌効果により、口臭を間接的に抑制
⑤歯石の沈着を抑制する効果がある洗口液→プラークの石灰化抑制
教科書の書き写しみたいで面白くなかったらごめんなさい
この冊子60ページもあり、まだ読み終えてません。
自分の知識再編のためにもまた続きを書きたいと思います。
何かご質問あればどうぞご遠慮なくコメントください
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