届いた新聞をざっと読み、
さらに宣伝チラシをゆっくりめくっていたら、
こんなの、入ってました@@:
↓↓
一生”入れ歯”になりたくない方へ、、、ですって{79E053E2-90CD-4C4B-839F-8C6AE030A9A6}

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前にも一度(2018年10月)に書いたことがあります〜つまり、同じチラシが何度か入っていて、気付いたうちの2回目〜(´・_・`)

その時は、同じ歯科医として同業者のやり方を貶めるような書き方に対する憤り。
〜今もこれを読むとちょっとイヤな奴(失礼!イヤな先生)だなあと思いますが〜
_φ( ̄ー ̄ )

今回は、タイトルに書いたとおりのことを強調したいと思いまして。

なんで入れ歯はそんなに敬遠されるのか?

うちの患者さん、70歳代で今回初めて入れ歯(部分床義歯)に成ったことを「あ〜…遂に入れ歯になっちゃった。ショックだわー∑(゚Д゚)

もう一人の方は50歳代前半で、「ブリッジ」にするか「インプラント」がいいか?の二者択一で悩んでいらっしゃる様子ですが、選択肢に「入れ歯」は入ってないみたい。
ブリッジ(固定性橋義歯)にするには、支台となる歯を削らなくてはならない。欠損歯数と材料によっては保険が効かず、それなりのお金がかかる。
インプラントは人工的な"歯根となる"ものを歯槽骨に埋め込む外科的な手術が必要でそれに伴うリスクも、お金も、期間も、、それなりに掛かる。

入れ歯なら、削るとしてもホンのちょっとで済む。金属のクラスプがイヤなら、ノンメタルクラスプ(自費ですが)にすれば、見た目も自然で、他人に入れ歯だと気付かれずに済む。

私がよく勧めているのは、「まず取り外し式の入れ歯を作ってもらって使ってみる。その後考えて、お金を貯めて、やっぱりブリッジがいい、またはインプラントにしたい、という流れで、後で変えることができるってのはどうでしょうか?」
、、、というもの。
中には、入れ歯はイヤだと言っていた人でも使っているうちに慣れてきて、そのままでイイ!、、、と成る患者さんもいらっしゃいます。

つまり、入れ歯(可撤性床義歯)には"利点"も多くあるわけで、立派な欠損補綴の治療法に違いない。大学には有床義歯の講座もあって日々より良い義歯を目指して研究も進んでいる。現によく噛めて不自由なく使用している人も多いのに、何故か"欠点"(マイナスイメージ)ばかりが拡散されて独り歩きしてるような気がしてなりません。

*部分床義歯と総義歯とではと、また少し状況が異なりますが〜


かわいそうな、入れ歯さん
。・゜・(ノД`)・゜・。


入れ歯にだって人権(いや歯権?)はあるゾ!

入れ歯をジャマ者扱いするのは
止めましょう歯