「今日はどうなさいましたか?」
、、、が、初診の患者さんにかける言葉の第1声
と、むかし教えられて
私はいまも初来院の患者さんには言っています。
~勿論、問診票などで予め主訴がわかっているときは
別の問いかけになりますが。~
何が言いたいのかというと
(またまたTV「梅ちゃん先生」の場面です)
受付を手伝っているお母さんが
来院した患者さんにむかって
「どうされましたか?」
、、、と、言っていたのです。
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昭和の30年代
医師と患者の関係は、まだまだ上下の区別があり
「お医者様」だったでしょ?
こういう、”へんな敬語”を医療機関側が使って
患者側が”タメ語”で話しかけたりすることは
なかったはず。
まえのドラマ「おひさま」の時にも、
「、、、、されましたか?」を結構多く耳にして
ちがうだろ~! って、一人ブツブツ言ってました
脚本家が「いまどきの言い回し」に
染まってしまっているのね( ̄∩ ̄#
いつからか、皇室の人も芸能人も一般の人も
TVタレントの子ども、赤ちゃんでさえ
み~んな「***される」という、
なんだか訳もなく敬った言い方に成ってしまっています。
(犯罪の容疑者だけは逆で、蔑視扱い)
こういっておけば間違いないだろうっていう
浅~い考えなんでしょうけど、
ドラマの制作側は
敬語の使い分けくらいきちんとしてもらいたいな~。
「、、、される」よりも「、、、なさる」でしょう。
言う→×言われる→○おっしゃる
話す→×話される→○お話しになる、○お話しなさる
行く→×行かれる→○お出でになる
書く→×書かれる→○お書きになる
使う→×使われる→○お使いになる
見る→×見られる→○ご覧になる
、、、というふうに、ちゃんと「変換」の仕方があるはずなのに、
学校で教わらなかったのかな?
上野のジャイアントパンダの”赤ちゃん” ~残念なことでした~
のニュースでは、
さすがに「亡くなられた」とは言わず
「死んだ」と表現していましたが。
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国会中継なんか聴いてると
民主党の皆さんの、「を」入れ言葉と
「させて頂く」が
気になってしようがない (-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
もう何度も書いていて
枚挙に暇がないんですが
この前、国会中継のはじめの方の部分、ラジオで聴いてたら、
民主党の某議員が質問に立ち、
ひとしきり野田総理の「手柄」をたたえた後で
「、、、お示しを させて頂きます。
こちらの資料をご覧 を いただきたい!」
(@ ̄Д ̄@;)
文部科学大臣だってその場にいるんでしょう?
なんで、こんな間違った日本語の使いかたをする議員に
イエローカード、出さないんでしょうかね?
中学校の国語のテストや作文で
「ボクは昨日、宿題 を 先生に提出 を させて頂きました。」
こう書いた答案がもしもあったら
先生ははっきり×を付けることができるんでしょうか?
文科省の見解と対策や如何に?
いまどきのヘンな日本語は
その、国会(中継)に端を発し
TVのドラマ、バラエティー番組、ニュースを読むアナウンサー
商品のCM などで否応なしに耳になじんでしまい
マスコミ全土~日本中~に波及していると私は思っています。
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発信地たる国会で、いまの政権与党は、
周りの顔色うかがいながら
「いい人」になろうとして
「細かいことや今までの経緯やなにか
よくわからないけど(;´▽`A``
とりあえず
波風立てないように
足もと掬われないように
低姿勢にへりくだって
”、、、、される” とか
”させて頂く” なんて言って
意味がなくても ”を入れ言葉” で
格式ばった言い方を混ぜながら
バカ丁寧に長~~い答弁をしながら
けむに巻いちゃえばいいんだ!
あとは、知らない!」
、、、 って、ウラで舌を出しているように思えます。
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「杞憂」だといいけど
#413