襷を掛ける | 神社もんぜん屋の毎日は不思議

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毎日が不思議、それが普通の日
そんな日々を少しづつ

もんぜん屋に

お立ち寄り下さり有り難う御座います

 

 

⛩️

 

 

 

伏見稲荷大社講習会では

夕方に境内のお掃除があります

襷を掛けて

掃いたり 拭いたり

漆の所は乾拭きで

□ヾ(´・ ・`。)フキフキ

 

 

そうそう

背中で「✖」に掛ける「襷」って

なかなか出番無かな?

 

 

だから

長い紐を渡されても

(๑˙―˙๑)ん?

ってなっちゃう人いるいるです

 

着物着てお掃除なんて

する機会ないものね~!

 

 

一般的にはこれ

 

 

 

弓をされる方はこっち

 

 

 

あかねだすきに

 

 

 

 

おっきなワンちゃんは~

チョッと違う!

(๑>؂<๑)

 

 

 

お祭りの時は

こんな感じに

背中で結ぶね

 

 

+.。*.+

 

 

 

以下の記事は2020に書いたものですが

良かったらど~ぞ(o_ _)o))

 

 

今ではあまり見かけなくなりましたが

「襷」をかけるということ

駅伝の「斜め襷」ではなく

背中で✖になるように結ぶ「襷」

元々は神主や巫女など神事に関わる者が

「物忌み」に入ったしるしに用いたもの

古くは「日蔭蔓」が用いられました

 

 

(画像お借りしました)

日蔭蔓(ヒカゲノカズラ)

我が家にもあったのですが

枯れてしまいました

(๑•﹏•๑)

 

神事で日蔭蔓を用いる所

ありますが

見た事ある~?

 

 

 

今でも

神事や祭礼の時に神官が木綿襷をかける

民族芸能の舞手が襷をかける事が多いのも

神を祀る事と関係するようです

 

 

襷は「結び」の呪力を持つ道具として

「霊魂産霊(たまむすび)」の

結ぶ呪力によって

体から魂が抜けないようにする事と

神霊を「こもらせる」役目をするモノ

もう一つは

神憑りして託宣する者や

神に仕える者の「神と通じる」資格も表している

 

 

また

神の審判の対象者も「襷」をかけた

万葉集にも

「白栲のたすきをかけ

   まそ鏡をとりもちて

     天つ神仰ぎ祈い請」

と神意をうかがうときに

襷をかけた

と  あります

 

神秘的な道具ですね

 

 

 

⛩️

 

 

それでは皆様

またのお越しをお待ちしております

 m( _ _ )m

 ― もんぜん屋 女将 ―

 

 

 

 

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