レジデンシャルオーガナイザー®&オフィスオーガナイザー®の石井純子です。
換気してください!と叫ばれる毎日。
寒さも収まり、換気には気持ちの良い季節なのが幸いです。
最近の住宅は断熱性能も優れ、24時間換気システムも稼働するため、本来なら窓を開けての換気は不要です。
それでも、この季節は外の空気に触れたくなりますね。
窓を開けない前提でも、室内と屋外に繋がりを持たせることで、より開放的な空間にしたり、広く見せる効果があります。
さらに、何かの繋がりがあると、その効果も倍増!
例えば、ハイサッシにして部屋の天井と屋外の軒を同じ仕上げにして一体感を出したり。
外装材と同じものを部屋の一面に貼って壁が繋がっているようにしたり。
照明の配置で繋がりを作ることもあります。
バルコニーの向こうにある壁。
丸い照明器具が3灯並んでいます。
同じデザインの器具が、室内の壁にも。
(見えにくいかもしれませんが)
実は、この取り付け高さは、きちんと計算してあります。
ソファに座った時の見え方を考え、室内と屋外が繋がるように配置しました。
ここはリビングなのですが、他の壁面に造作家具を入れ、そこに間接照明を仕込み、すべての照明器具の高さを考慮して一体感を出しました。
部屋の壁の構成をもとに工夫したインテリアと照明の混合プランです。
本当は暗くなって照明が点いた時を見たかったのですが、それはこの状況が落ち着いてから、ゆっくりと確認に行きたいと思っています。
内と外を繋げることも、インテリアデザインの醍醐味の一つ。
今回も良い仕上がりにホッとしています。
早く気兼ねなく現場確認に行ける日が来ますように。