絵本がつなぐ親子の絆を描いた映画『じんじん』。その続編が神奈川県秦野市で撮影され、『じんじん〜其の二〜』として2017年2月に秦野市で上映、その後は全国へと上映の輪が広がっています。
今月行われた「桜満開の秦野盆地と映画“じんじん〜其の二〜”のロケ地をめぐるバスツアー」今回はいよいよ、映画のなかでも大事な役割を果たす「あの場所」へ！
『じんじんの木』を全国へ！
次の目的地は秦野市カルチャーパーク。映画の完成上映会が行われた秦野市文化会館、ロケが行われた秦野市民図書館、中央運動公園、こども公園などが一体となった秦野市の文化とスポーツの拠点施設です。
映画にも登場した時計台の前に植樹されているのは「じんじんの木」。昨年2月、秦野市民会館で行われた完成披露特別先行上映会に先立ち、福士誠治さん、鶴田真由さん、菅野莉央さん、津田寛治さんによって「ヤマボウシ」の木が植樹されました。
米山さんから参加者の皆さんへ、『じんじん〜其の二〜』応援団員になってくださったみなさんにはおなじみの「じんじん新聞」特別増刊号が配布されました。
「映画『じんじん』は、ここ、秦野市立図書館の前庭で絵本の読み聞かせのシーンが撮影され、2017年2月、隣接する秦野市市民会館で完成披露特別上映会が行われました。2日間で5,000人の方に観ていただくことができました。ヤマボウシは丹沢に自生している樹で、6月から7月にかけて、淡い白のハンカチを広げたようなかわいい花が咲きます。『じんじん〜其の二〜』の上映会が行われた地域で、友情の証として植樹をしています。みなさんの故郷でもぜひ上映できるよう応援してください」
映画に登場したお店でランチ
朝から動き回り、いよいよお腹も空いてきましたのでお待ちかねのランチタイム♪秦野市から少しはみ出してお隣の中井町へ。秦野中井インターチェンジにほど近い「ステーキハウスOKUBO」さん。映画の中では外観は登場せず、横浜のみなとみらい近くにある店として店内が登場します。
「非常にイメージの悪いチェーン店のいち店舗として登場するのですが、撮影のためにご厚意でお店を貸してくださいました。映画の中で、店内に入ってくる警察官はエキストラさんです。前日に撮影した秦野の山のシーンに参加してくださったのですが、背が高くてカッコ良かったので“明日も撮影あるんだけど、出ない？”とスカウトして決まりました（笑）」。と米山さん。
ジュージュー音を立てて運ばれてきたステーキは、やわらかく食べ応えがあって、とても美味しかったです♪
映画に登場する飲食店としてもうひとつ印象に残るのは、登山口にあるカフェ「名水茶屋」。津田寛治さん演じるマスターと銀ちゃんの掛け合いは、涙…じゃなくて笑うほうの名シーンですよね。映画を観た方からの問合せが多いそうですが、残念、あのお店は架空のもので、セットなのだそうです。
ツアーの間に、参加者の方の何人かにお話を伺いました。大和市、町田市、相模原市など小田急線沿線在住在勤の方が多く、「秦野を訪れたことがなかったので一度来てみたかった」「小田急の“まなたび”ツアーだから楽しいだろうと思って」など、映画をご覧になっていない参加者の方も少なからずいらっしゃいました（「まなたび」については後ほどご紹介します！）。
映画をご覧になった方の感想では「映画を観て、秦野に来たくなった」「津田寛治さんのファンなので新宿での上映会の舞台挨拶に行きました」という方や、「友人がエキストラで参加し、バッチリ映っていると聞いたので観に行きました」という方も。まだ観ていない方も「映画を観たくなった」と皆さんおっしゃっていたので、またぜひ近くでの上映会が決まればいいなぁと思います！
次回は、秦野の歴史に触れるスポットへ！
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