虫払う棚田にともしび・・・  人事見直し倶楽部通信  №5218 | コンサル下ちゃんの人事気象台 人事の「力仕事」の達人

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みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和6年6月9日日曜日です。

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三重県熊野市紀和町の丸山千枚田で昨夜、害虫駆除と豊作を願う伝統行事「虫おくり」があった。

棚田の枚数と同じ1340本のキャンドルがともされた。農薬がなかった時代に火と音で害虫を追い払っていた風習で、1953年に一度途絶えたが、2004年の熊野古道の世界遺産登録を機に復活したそうです。

 

さて、

人材育成においては、さまざまな葛藤や対立を経験することが多いように思われる。

上司と部下の関係であっても、表にはでてこない衝突を感じることがあります。葛藤や対立、衝突といったコンフリクトは、人材育成のみならず、集団で仕事をする上では避けては通れない。

ネガティブに考える必要はなく、コンフリクトを解消する過程で、部下が大きく成長したり、育成の課題が解決したりすることも多いからです。

このコンフリクトを解消するには様々なアプローチがあります。そのカギとなるのが「自己主張」と「他人の主張への理解」だと言われています。

望ましいのは、「協力」によるコンフリクトの解消である。上司と部下との関係では、どうしても部下の「自己主張」が低くなり、上司に対する「他人の主張への理解」が高くなりがちである。これでは単なる押し付けになってしまうので気をつけたい。

自己主張と他人の主張への理解が強いか弱いかで、「回避・競争・和解・妥協・協力」の5つの対応パターンに分類できる。

それぞれの特徴をいえば、「回避」・・・対立していることを表に出さないようにする、「競争」・・・自分の利得を優先し、相手をおさえつける、「和解」・・・自分の利得を諦めて、相手に利得を譲る、「妥協」・・・対立している人と譲り合えるポイントを探る、「協力」・・・対立している人と協力して問題の解決に取り組むことである。

しかし協力以外の4つの解決法では、上司と部下のいずれか、あるいは双方に不満が残る結果になりやすいので、人材育成において、上司の働きかけはもちろんであるが育成される側の積極的な姿勢や協力する態度が不可欠であるともいえる。協力までもっていくために何が必要かといえば日頃からの円滑なコミュニケーションをとり良い関係性を築くことが大事である。

そのためには、自分の考えや計画を相手に理解してもらい、また相手の状況や立場、考え方を理解しようとする姿勢をもたなければならない。

ただ、状況によっては協力での対処が難しい場面もあるので、他の4つの解消法も使い分けながら、最終的に協力を目指すということも視野に入れておくことも大切である。