最近、大学生の新卒採用を採る為に、説明会やら選考やらを行う中で思った事。

 

なんとなくこの人いいな、なんとなくこの人うちに合いそう、

直観も大事だけど、やはり裏付けが無くてはならない。

 

なぜなら、根拠を伝えられなくては上に上げられないし、来て下さっている候補者に失礼だと思う。

「こういう理由で落とした」という説明も出来ずに不採用にするのは候補者にとっては理不尽極まりない。

 

そういうのは嫌なので、面接に対して科学的メスを入れて、フレームワークを持とう、と。

 

 

今のところのフレームワークはこんな感じ。

 

1.なりたい姿・在りたい姿が有り、且つその実現に向かって努力している。

2.なりたい姿・在りたい姿が有るが、うちとの再現性が高い成果を創り出した経験が無い。しかし、自分を変えたいとの想いを強烈に持っている。

3.なりたい姿・在りたい姿が無いが、うちとの再現性が高い成果を創り出した経験がある。

4.なりたい姿・在りたい姿が無く、うちとの再現性が高い成果を創り出した経験も無い。

 

1は一発合格。4は不合格。

2・3は基本合格。最終選考で要見極め。

 

本日面接をさせて頂いた方は1だったので、すぐに合格にしてその場で伝えた。

その前の方は4だったので、不合格にさせてもらった。

 

ただ、このフレームワークの前提は、その方のなりたい姿・在りたい姿、を実現出来る環境がうちの会社にある、という事。

逆を言えば、例え1でもそれがうちの会社で実現困難であるならば、不合格となる。

 

言い換えると、価値観マッチングというものなのだろう。良い/悪いではなく、合う/合わない。

マッチングの上では、少なくとも日本では価値観が最も大事だと思っていて、だから3よりも2の方の方が入社後の活躍可能性は高いと考える。ただ価値観が合っても能力が無ければお互い不幸になるので、自分を変えたいとの想いをどれほど強烈に持っているのか、ここがポイントとなる。

 

今までの経験や情報から作ってみたけど、これ、結構しっくり来ている。

選考を繰り返す中で、このフレームワークはさらに洗練していきたい。

 

ただこれはあくまで「見極め」であり、面接のもう半分の目的である「動機付け」はまた別。

さらに言えば、不合格にした方に対して、面接の時間でどれだけの価値を提供できるか。

この辺りまだまだ無力なので、力を付けていきたい。

 

 

まあ初めて選考をやらせてもらって本当に思うのは、面接者と候補者は決して上下の関係ではないという事。

 

「不合格=自分はダメな人間だ」とは思わないで欲しい。

 

今、キャリアコンサルタントの勉強をしているから特に思うけど、世の中で言う「キャリアアップ」という言葉は一つの価値基準を前提にしている。キャリアにアップもダウンも無い、生き方に正解も不正解も無い、というのがキャリアコンサルタント的視点。

 

単に合う・合わないの問題かもしれない。

単に能力が足りないだけの問題かもしれない。

 

前者は合う企業を探せばいいだけだし、後者は自分が変わればいい。

簡単に言ってしまうけれども。

 

 

あとタイトルとは逸れるが、本気で取り組んだ経験が無いと、なりたい姿・在りたい姿、は決して見えてこない。

就職活動二極化、が問題になっているけど、根本ここが問題なのではないかと感じる。

 

この経験が無いと迷える子羊状態になって、学生側も企業側も困惑する。

学生側は結構悲惨なことになるし、企業側からすると、判断する勇気が持てないのだ。

だから、社会に出る前から本気の経験をたくさん積める環境を創ることが「キャリア教育」において極めて重要なのではないか、と思う