物部神社(島根県)~本来の目的のために意識を集中させる | スピリチュアルカウンセラー・竹内ミカの全国開運神社ナビ

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箱根在住のスピリチュアルカウンセラー・竹内ミカによる全国パワースポットガイドと、神社参拝記録です。

物部神社は、出雲市の西側、大田市に鎮座する大きな神社です。
 

 

【主祭神】
 宇摩志麻遅命(物部氏初代)

 摂社、末社、境外社も数多くお祀りされています。
 

 

 

 

宇摩志麻遅(ウマシマジ)命は、饒速日(ニギハヤヒ)命の御子神です。

折居田という地に、舞い降りたと伝えられています。

それでは、まず鳥居から入りましょう。



右手に見えてくるのは、富金石という砂金を含んだ石で作られている手水舎です。
5つの勾玉の形に作られています。



なんだか愛らしくて、正面ショットも撮りました。うん、かっこいい。


 


この時は夏越の大祓のため、茅の輪が出ていました。
 


饒速日命は御炊屋姫命(みかしきやひめのみこと)をめとって、韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)と十種神宝を奉じ、天磐舟に乗って大和に天降りされ、宇摩志麻遅命を生みました。

神武天皇東征のとき、宇摩志麻遅命は天香久山命とともに物部の兵を率いて、尾張・美濃・越を平定します。

天香久山命は新潟の弥彦神社に鎮座されます。
宇摩志麻遅命はさらに播磨・丹波・石見を平定し、鶴降山(つるぶさん)で国見をします。

八百山が大和の天香久山に似ていることから、八百山のふもとに宮居を築かれたのが、物部神社の起源ということです。



拝殿を左から見たところです。
 



西五社です。こちらで祈っていると、後ろから山に登れるよと声をかけられたので、

 

上りました。
ご本殿後ろ八百山山中の御神墓は、宇摩志麻遅命の御陵と伝えられています。

 



祝詞を奏上すると、木の葉がクルクルとダンスして、木漏れ日が差してきました。
 


ちょっと滑るので、気をつけながら丘を下りました。
 

 


こんなオブジェもありました。(笑)
 


(サインも入っていました)
 


境外社ですが、重要なのは石上布留神社(いそのかみふるじんじゃ)です。
十種神寶をお祀りしています。
個人宅の敷地の中なので、お家の方にご挨拶して、お参りさせていただく旨を告げて、門を開けて入らせていただきました。
 


こちらは社務所にある御祭神の銅像です。
日露戦争の時に作られ、大日本帝国海軍『戦艦石見』の守護神とされたとのこと。
そのため、物部神社は、勝負運の神様としても広く知られています。
 

     


物部系のお宮は、どこか鋭い気を放つことが多いのですが、開けた地に鎮座する物部神社は、力強さを感じさせつつも、大きく広く深く包み込んでくれるような感じがします。

物部神社で感じるのは、「ただ為す。為せばいい。」 ということです。
精神に落ち着きと安定をもたらし、本来の目的のために意識を集中させるように、まるで瞑想をしたかのように思考がクリアになりますよ。

世界で産出される銀の3分の1が、日本であった時代もあるのです。
銀は、金と比べるとマイナーな感じがするかもしれませんが、月のエネルギーの象徴で、潜在意識と関わりが深い鉱物です。

天領(江戸幕府の直轄地)となった銀山は、石見銀山と生野銀山の二箇所です。
私の祖母のルーツを探っていったとき、生野銀山の周辺へ行きました。
各坑口の上部には山神さんとして、大山祇神社 より分霊をお祀りしています。

物部神社は、もともとは八百山をご神体としていたとのこと。
すぐ近くに石見銀山があります。
周防の武将・大内弘幸が石見に来訪して北斗妙見大菩薩(北極星)の託宣により銀を発見したという伝説が残されています。(物部神社には北極星である天御中主命もお祀りされています。)

強いエネルギーがある地のそばには、必ず鉱山があります。
これも、私自身が個人的に研究しているフィールドなのでした。

物部神社
大田市川合町川合1454