大正時代の台中公園の画像に、上空にヘンなモノが冩っている。解説を見ると飛行家野島銀蔵のカーチスだとか、、、。
野島銀蔵って誰やねん?・・おそらく皆さんもそうでしょう??


植民地台湾と近代ツーリズム   曽山毅 158頁
植民地台湾における初飛行は、台北陸軍練兵場で一九一四年三月二十一日におこなわれ、カーチス式推進型複葉機を内地から招聘した飛行家野島銀蔵が操縦したものである。

 
たしかに、台湾人最初のパイロット謝文達を指導した伊藤音次郎の日記にも大阪へ行った際には野島銀蔵を訪問し、野島銀蔵が上京した際には津田沼へ来ていて食事を共にしている記載がある。


臺灣學に加えたい、臺灣で最初に飛行機で飛んだヤツは、野島銀蔵。

ただ残念なのは、歴史的重要人物なのに生涯の記録が見当たらない。
多くの場所で展示飛行をしているから各地で野島銀蔵の名前が見えるが、當時のマスコミも今の週刊文春と同じであったのだろう。