このマンガはそっと心に寄り添ってくるように感じます。


高校の選択授業倫理では哲学を通して、登場する子供達の悩みに問いかけます。


孔子が論語で、人生で最も大切なことは「恕」と言いました。「恕」はわかりやすく言えば「思いやり」とか「親切」です。


「子貢問うては曰く、一言にして以って終身これを行うべき者ありや。

子日わく、其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すことなかれ。」


これは、


弟子の子貢は、孔子に聞きました。人生で一番大切なものってなんでしょう。

孔子は答えました。それは思いやりです。自分がされたくないことを人にしてはなりません。


という意味です。



今日は15年ぶりに昔の同僚に会いました。

研修の合間だったので、少し話しただけでしたが、懐かしさひとしおでした。同僚は佇まいからして優しさの塊のような人です。


相変わらず、謙虚で知的で優しさのかたまり。この方を私は尊敬しています。私よりかなり年が下ですが、年齢はまったく関係ありません。このような人になりたいと思ったものです。



思いやりや親切さを人に向ける難しさは、悪意をこちらに向けている相手にもできるかということでもあります。


コミュニケーションには、強く言う、何も言わない、言いにくいことをさわやかに伝えるの3種類があり、私にも相手にも、今どんなコミュニケーションを使うかはお互いに自由に選べるという考えがあります。


これはアメリカで奴隷解放を機会に生まれたアサーションという考え方。


相手には、攻撃とか嫌味というコミュニケーションを選ぶ権利があります。


私にももちろん権利があります。攻撃には攻撃で返してもいいのですが、親切な言い方で返してもいいのです。孔子のいう〝恕〟を選んでもいいのです。


カスタマーハラスメントにあっても、店員は親切なものの言い方はくずさないでしょう。心の中で怒っていても、相手に親切な態度で接して人にされたくない態度をしないことを貫いています。


私も若い頃から人に意地悪されたり、嫌味を言われたり、それなりの経験をしてきましたが、自分がどのような行動が取れたかで満足度が違いました。


怒ってもいいんです。でもそのまま怒りを返すと後味の悪さや、もう少しこうすれば良かったという後悔がありました。でも自分が親切な態度を取ると、まあ仕方ないけど自分は十分対応できたなと思えることが多いのです。


孔子はこうも言いました。


「温故知新」古きを温めて新しきを知る。


これは、0からものを考えるのは難しいけれど、学んで自分で考えることで天才のようになれますよ。と孔子が弟子を励ました言葉。


まだまだ人生は続いていきそうなので、いろいろ試して考えて学んでいこうかな。人生は壮大な暇つぶし?



暑い季節が過ぎ、実りの季節がやってきました。