遅ればせながら、昨年12月に開催されたALE14のレポートを。1ヶ月以上も期間を開けてしまったので、本編と異なるところがあるかもしれません。
あくまで個人的なレポートとして、ご容赦いただけると幸甚です。
さて、今回は、オリンピック競技の花形とも言える「陸上競技」の中でも「走る」にフォーカスしたテーマで2019年最後のALE14が開かれました。
ナビケーターは同じく中西哲生さん、そしてプレゼンターは「和田賢一」さん。和田さんはビーチフラッグス全日本選手権3連覇を果たした方ですが、それまでの経歴や今行っていること、目標としていることはとても大きく、革新的なことに取り組んでいる方でした。
開催冒頭に、曰く「熱量が大きい方」と紹介があり、まさしくの方で、納得でした(笑)
まずは、和田さんのプロフィールから、小さい頃から沢山のスポーツに挑戦され、常にNo.1を目指してきた方でした。
しかしながら時の運の悪さもあったり、やはり簡単にはNo.1にはなれず、そこからスポーツに関わることを続けたいと思いトレーナーとしてのNo.1を目指すことにしたそうです。
そのトレーナーを目指す過程でライフセービングの講習があり、そこでビーチフラッグスに出会い、チャレンジした結果、全日本選手権で優勝することが出来たそうですが、本人曰く「目標は世界一」のため、まだ目指している過程とのことでした。
そしてその過程の中で本日の本題「走る」にまつわる話にスライドしていきます。
まず、世界一を目指すにあたって、走力アップを目指すため取った行動として、「世界で一番足の早い人の所でトレーニングする。何故かと言われれば、世界一の人の同じ走りができれば、世界一の走りができるから。」と一理ある行動で、そこからSNSを通じて情報協力いただき、あのウサイン・ボルト選手が所属するチームにアポイントが取れ、練習参加する機会を得て、いざ現地へ100日間滞在してきたそうです。
そこでの練習は口外できないのですが、和田さんは当初の目的「早く走る」ため、ウサイン・ボルト選手にその秘訣を聞いたり、ウサイン・ボルト選手の走り方と自分の走り方を比較し、違う点を見つけては改善し、早く走ろうと練習を重ねたそうですが、なかなか上達しない日々があったそうです。
そして、ここからはプレゼンテーションで話されていたことですが、「速く走る」ためには、何が必要かについて。
先述の通り、和田さんは世界トップとも云える練習を重ねても簡単に速く走ることはありませんでした。ただ、それでも速く走れたのは、「速く走るのは才能」という固定概念をウサイン・ボルト選手が所属しているチームのコーチから「技術の進歩で誰でも速く走れる」と独自の理論で否定したことにあります。
その細かな理論や技術は詳しく語ることは出来ませんでしたが、まずもって速く走る上で知るべきことは「同じ走るでもRUNとSPRINT」は違いを理解することでした。
「RUN」はウォーキングの延長である「走る」であり、一般にランニングと云われているものです。ですので、走る上ではブレーキングがかかり安定した走りとなります。
では「SPRINT」はどうか。
端的に言えば、瞬発性が求められる「走る」ではありますが、陸上競技のみならずサッカーでも野球でも何のスポーツにおいてもこの「走る」はプレーする上で重要なアクションになります。
しかしながら、この「SPRINT/走る」ですが、個人差があり、脚が速いのは身体的なアドバンテージや「才能」という概念のみで、それらを持ち得ていない人は「速く走れない」と決めつけられてきました。ただ、これは誤った認識であり、昨今では先述のとおり、技術進歩で誰でも速く走ることができます。
では、なぜ、それが出来なかったのか。ここには、「SPRINT/走る」にはなく、他のスポーツにある、あるものが欠けていたからということでした。
それは、「気づき」があるかどうか。
例を挙げると自転車に初めて乗るとき、誰しもが転び、怪我をし、そこから倒れない方法、まっすぐ漕ぎすすめる方法を知り乗れるようになります。ここで重要なのは乗り方を間違っていたことに「気づいた」ということ。気づいたことで「やり方、乗り方を間違っていいた」と認識することができたため、正しいやり方を探し、自身にフィードバックしたことで乗ることができました。
では、「SPRINT/走る」はどうでしょう。
誰しもが転ぶことなく、速く走ることができます。それ故にもっと速く走る方法に「気づく」ことができず誤った「SPRINT/走る」を覚えてしまいます。
和田さんは、この間違いにウサイン・ボルト選手との練習や走り方を比較したことで「気づく」ことができ、自身に正しい走り方をフィードバックすることができたため、速く走ることができたそうです。
また、誤った走り方に「気づき」、自身にフィードバックする時にも、大事な要素がありました。和田さんとウサイン・ボルト選手の走り方1つ1つを比較したとき、「走る」という動作を一つ一つ区切ってみた時には、和田さんも同じ動きができていましたが、ウサイン・ボルト選手のように速く走れませんでした。
そう、仮に1つ1つの動作を正しくできても、一連の動作でそれができなければ結果的に「出来ていない」と同じで、やはり速く走ることができないということです。
ここまで、和田さんのプロフィールから「走る」という概念、また、「SPRINT/走る」が正しくできない理由を述べてきました。
この後に、速く走るための練習方法の実演が行われたのですが、これは言語化するよりも和田さんが行っている『走り改革理論』というYoutubeチャンネルを解説しているので、そちらを観ていただいた方が、早く確実ですので、気になる方は是非ご拝聴ください。
<Youtubeチャンネルは下記から>
https://www.youtube.com/channel/UCQN8LYY5hgOm7eYEz4YdwAQ/featured
つらつらと書き上げてきましたレポートも最後となりますが、今回、和田さんのお話を聴いて感じたこととして、
①向上心をもち自分が目指す先を見据えてチャレンジすること
②チャレンジとともにエラー(「気づき」)を知り、改善することでその先を得ることができる
③改善にも理論的に考え、仮説と実践を繰り返すこと
④「走る」という概念を細分化し、「RUN」と「SPRINT」それぞれに適したアプローチをすること
ことで、何よりも大事なのは何にしても『気づく』ことが重要ということでした。
ALE14も回数を重ね今では誰しもが、アスリートが言語化した様々なテーマをスマートフォンで観られるようになりました。(アプリはこちらから)
私自身としては、そちらを観ていただき、より深いところの話を聴いてほしいところですが、変わらず参加したレポートは続けて掲載していきたいと思います。
末文となりますが、本年もよろしくお願いいたします。