私の、1万人の第九 | 糸と暮しと音の愉しみ

糸と暮しと音の愉しみ

やってきた子猫は白血病ー
猫との初暮しに音を織り交ぜ平々凡々に綴ります

50歳の手習い

サントリー 一万人の第九。

一万人の合唱団が、ベートーヴェンの交響曲第9番を歌う、

世界最大規模の”第九” https://www.mbs.jp/daiku/history/

 

以前から、この催しのことは知っていたし、

TBS系で放送される特番は、長年観ていた。

そして、2011年の番組を観ている時、

私は初めて「一緒に歌いたい」と思った。

 

2011年―。3月11日、東日本大震災。

多くの悲しい被害…。知人のご家族も亡くなられた。

わが家の若も、秋田で被災した。

福島原発の爆発は、

あらゆるもの、人、に不安と不信感を植え付けた。

 

わが家では、亡くなった方、被災された方に、祈りを捧げつつ、

これまでの生活や生き方を「これで良いのか?」と問う日々だった。

 

番組が始まり、「G線上のアリア」を聴いたとたん、涙があふれ出た。

被災していない私ですら、こんなに胸が締め付けられる。

そして、平原綾香さん渾身の力作「LOVE STORY」(第3楽章に歌詞を付けたもの)は、

傷ついた人、疲れた人、万物を、優しく包み込む癒やしの時空間・・・。

 

歌の力、音楽の力、を心の底から感じた。

 

その力を、歌って感じたい!

 

翌年の合唱団募集に応募しようと決めた。

そして、ママ友を誘って応募し、無事当選。

こうして50の手習いが始まった。

 
癒やされてます~(6ヶ月)