家内の兄が脳梗塞で倒れました。未だ49歳の若さです。家内は急遽実家のあるサバ州に帰りました。心臓も一旦停止しましたが、ショックを与え何とか持ち応えたようです。
この義理の兄とは時々家族で家内の実家に帰る時に会う程度で他は彼が1度こちらに来たときに会った程度なのですが、私が工芸品が好きなのを知ると彼の工芸品を作る趣味が合致し意気投合しました。編んだバッグを作ってくれたこともあります(私は天然素材がすきなのですが彼の作ったのはプラスチック製のものだったので少しがっくり来ましたが、やはりその気持ちがうれしかったです。)。
彼は父親が事故で早く亡くなった為、家族では父親代わりでした。家内は兄と10歳近くの齢が離れているので、家内の気持ちは分かります。
一家の主のような存在になるために祖父が一部の土地を売り、彼を大学に進学させました。そして国語の教員になります。中国系の彼女と結婚を前提に交際していました。
友達も多く全て順調のようでしたが、転機となる不幸が彼に襲い掛かりました。交際していた彼女が他の男性と逃げてしまったのです。これで彼は仕事場である学校にも行かなくなってしまい解雇されてしまいます。毎日浴びるように酒を飲み精神的にも正常とは言えなかったようです。
時が経ち友人の紹介で市役所で働くことになりました。しかし心理的には大きなダメージを負ったままで仕事が終わった後は毎日友人と酒を飲む生活でした。家では母親が酒の飲みすぎに関して強く文句を言っていたので、それほど多く飲むことはなかったようです。しかしこの母親が亡くなると家は友達たちとの宴会場になってしまいました。
彼はマレー半島の私の家に不動産会社を経営する彼の叔父と遊びに来たことがあり、その時に酒はほどほどにした方が良いとは話しましたがアルコール中毒の人に言っても仕方ないような気もしました。結婚する気もなく家族もいないので好きなように生きてきたのかもしれませんが、彼の過去の事件を考えると幸せな人生だとは言えない様に思い気の毒に感じます。
何とか死なずに済んだようですが、歩くことも話すことも出来ず弟の助けがなければ生活が出来なくなってしまいました。アルコール中毒の怖さを身をもって知った彼が、2度と酒を飲まないことを祈ります。リハビリに努力し酒以外の色々楽しいこと見つけてほしいです。
