香港のデモが大きくなり強制排除が行われ始めました。
中国は巨大な国で多くの人口を抱えますが、国民が比較的自己主張が強いため全ての人々の意見を聞いていたら国を治められないと言う意識が当然あります。そのためアメリカが香港の民主制を尊重するようにコメントしたところ内政干渉として強く抵抗しました。
西域のウイグル族は民族意識の高まりで独立意識が強くなってきておりますが、多くの漢民族を移民させることによりウイグル族の現地での力を弱めようとしています。当然両民族の摩擦が多くのところで生まれ、不利な立場に立つウイグル族はテロ行為に打って出ました。
これに対して中国政府はテログループの摘発に力を入れ逮捕し処刑。デモを行う多くの人たちとも警官隊がぶつかり、多くの死人が出ています。中国のイスラム教徒は5000万人を超えるため問題は深刻で長期化することが考えられます。
対して同じ漢民族の中で富裕層と低所得者層の格差が広がり低所得者層の政府に対する不満が各地で爆発していますが、こちらは強硬策に限界を感じ下からの底上げを進める努力を始めてきています。
そして民主主義の歴史が長い香港に対して今強硬策をとる雰囲気が出てきました。ここは非常に繊細な時期と思います。最悪の場合この民主意識が中国各地に飛び火し政治的独立意識が各地で芽生える可能性さえあります。さらに未だその兆候は見えませんが香港の人々が以前の宗主国のイギリス統治時代に戻りたいなどと言い出した場合、国際問題になり中国国内に対しても深刻な影響を与えます。
国民意識を別の方向に持っていくために日本に対して中国全人民が協力し尖閣諸島の主権を主張していくなどというレベルの話ではなくなってきます。
この辺は中国政府が十分把握していると思われるので慎重とは思いますが、香港の人たちのデモを行いながらも少々弱気な部分も見受けられます。今後の香港の人たちの動きとともに政府の対応が注目されるところです。