店舗のスタッフからよくこんな言葉を聞くことがあります。
「人によって言ってることが違くて。。。わからないんです。。。」
「早く!って言われたり、早すぎる!って言われたり。。。」
「○○しなさい!って言われたり、○○しちゃだめと言われたり。。。」
「●●と言いいなさい!と言われたり、●●と言っちゃだめだと言われたり。。。」
「ABC…の順番でやるんだ!と言われたり、BAC…の順番でやるんだと言われたり。。。」
フムフム。よくわかります。
なので、ちょっと説明を。
僕らの飲食店の仕事ってのは、
キマリやルールなどの取り決められた基準のものもたくさんあるのですが、
それだけでは成り立ちません。
『塩梅(あんばい)』というものが存在します。
それは「食材」もそうだし、「お客様」もそうだし、「状況」もそうだし、
全て同じ状態や環境であり続けることって少ないので、
『時と場合により』刻々と対応対処が変化するものがたくさんあります。
というより、『時と場合により』違う行動のが多いかもしれない。
でもね、それをめんどくさい。。。とか、わからない。。。とか言ってちゃいけません。
『塩梅』を練習して、訓練して、修行して、身につけるのがみんなの成長だからです。
初めからできる人なんていません。
初めはできなくて当たり前。
『塩梅』を習得するのが、君たちの役目です。
だから注意・指摘されることも沢山沢山沢山あるでしょう。
それゆえ凹む凹む凹むことも沢山あるでしょう。
そうやって注意・指摘されても受け止めることができずに、あ~でもない、こ~でもないと言って、
自分が成長する機会を失ってはいけません。
そういうのを『素直になれない人』と言います。
また、指導する側(店長)は『塩梅』の基準を下げてはいけません。
『塩梅』というのは聖なる領域のもので、研ぎ澄まされずに一歩はずれると『テキトー』になってしまうからです。
お客様に近づく「間合い」もそうです。
挨拶をする「間合い」や「声具合」もそうです。
「スープの焚きだし具合」もそうです。
「麺の茹で具合」もそうです。
チャーシューの「煮込み具合」や「切り具合」もそうです。
『テキトー』ではない、ちゃんとした『塩梅』を習得するように、見極めて指導することに努めなくてはいけません。
その為に、店長は自分の『塩梅』がくるってないか?日々確認をしなくてはいけません。
また、「それを身につけさせるのは無理だ。。。」とほざいて、『塩梅』捨ててしまっては、『師匠』としてのリーダーは失格です。
こういうことが積まれて、人は成長し続けることができます。