予定がキャンセルになった。結局同じ渋谷でお芝居を観ることにした
ゴシックホラーと聞いて躊躇していたが、会話劇らしいしえーい行っちゃへと来たら当日券が無くてキャンセル待ちになりました
それでもなんとかチケット購入
端から2番目だけど前が通路になってて観やすい
さぁどんなホラーかな…ほ〜ら〜


原作   スーザン・ヒル

脚色   スティーブン・マラトレット
演出   ロビン・ハーフォード / アントニー・イーデン
翻訳   小田島恒志

俳優     向井理 
キップス   勝村政信

ヴィクトリア様式の小さな劇場。舞台には特別な装置やセットはなく、ガランとしている。そこへ中年の弁護士キップスと若い俳優が相次いで現われる。キップスには青年時代、家族や友人にも告白できないような呪われた体験があった。以来、その記憶のために悪夢に悩まされ、安らぎのない日々を送っていたのだ。悩みぬいた末、キップスはこの忌まわしい記憶を、家族に打ち明けようとする。あの怪奇な出来事を劇場で語ることによって、悪魔祓いにかえ、呪縛から解放されようというのだ。その手助けに、若い俳優を雇ったのだった。
キップスの告白はひどく長い。そのため、俳優が“若き日のキップス”を、“キップスが出会った人々”をキップスが演じるという上演の形が、俳優から提案される。そして「芝居」は始まった。
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公式HPより

舞台は勝村さん1人でゴニョゴニョ言ってると思っていたら客席から向井理さんがダメ出しをしながらカッコよく登場
最初から飛び道具なのかと思いました
残念ながら端の私の所までは来てくれず残念
舞台は簡素なセット…と思ったら大違いで後ろの紗がすけるとそこは大きな階段だったり、古い家具が置かれた部屋だったり裕福な家の子供部屋等に変わってゆく。
かなり豪華であるが紗があるため現実味がない
第一部の前半で私の隣の席が埋まった
肘を張った様な姿勢で「ん?」と思ったら、舞台の向井さんに勢いよく立ち上がり大声で叫んだ
びっくりした
勝村さんだった
隣に演者が座るという初めての経験の嬉しさより驚きが大きかった
心臓に悪かった
その反動なのか疲れもあり第一部の後半うたた寝をしてしまい。黒い服の女の登場で目か覚めた
ここまで約1時間なり
第二部はしっかり目をこらしましたが、ここからが怖い
暗転の中の懐中電灯の灯や、音響が効果的だ
向井さんの役者はキップスを演じているわけで擬似キップスとなっている
役者が体現し、それを勝村さんの本物のキップスが俯瞰で見ている。なんとも奇妙な事だが、演劇の世界ではよくやる手法。それを劇の中で劇をやっているのだ。演技が細かく丁寧に演出されているのがわかる。役者さん達もその通りに演じておられたと思う。どちらも難しい役だ
ストーリーにふれるのであまり細かい事は書けない
舞台で直接体験して貰うしかない。是非劇場で味わって下さい
びっくりさせられる事は確かに多かったけど、それよりも後でジワっとくる怖さが潜んでいます
今夜はうなされそうです