土井さんの歌が聴ける
コロナ禍の時観劇のチケットを手放し、「舞台鑑賞を趣味にしなければよかった」と荒んでしまった私にとって、その前に観た『シャボン玉とばそ宇宙までとばそ』は一条の光でした
畠中さん濱田さん土井さん音楽座のみなさんが守ってきた宝が私の中の希望になりました
その上特別に開放されネットから流れる土井さんの歌が心に染みて毎日の様に泣きそうになりました
観劇を諦めて辞めずに待てて良かった
本当にありがとうごさいました
観劇が無ければ私はモノクロの中でこれらの美しい景色を観る事ができませんでした
今日も1日頑張れます
そんな土井さんの歌が目一杯聴ける公演のようです
作 堀江安夫
演出 横山由和
音楽 新垣 雄
春・鳩子 土居裕子
詩人 阿部 裕
八郎・忠 町屋圭祐
紅録・柿親父・支配人 福沢良一
幸次郎 浅野雅博
喜美子・生徒2・踊り子 仲本詩菜
節・生徒3・獅子3 佐藤礼菜
ヨネ・生徒1・獅子1 小暮智美
ピアノ演奏 新垣 雄
バイオリン演奏 植村 薫
昭和19年の夏。詩人の八郎は、入隊を望む息子・忠の反抗的な態度に手を焼いていた。だが八郎もまた少年の頃、父に反発していたのだった。
詩人サトウハチロウはその歌とは違いかなり奔放な人生を歩んでゆく。それは厳しい上に離婚し母親の愛情が受けられなかった父親への反抗心からにもとれる
↑HPからあらすじ引用
サトウハチロウのイメージは結構私の中では詩の雰囲気もあり美化されたものでした
こんな自由奔放豪放磊落な人だとは思わなかった
自由に周りを振り回して生きた人殆ど、自分の中では窮屈に生きて来たと思っている
自業自得な部分も多々ある
自分なりに必死で生きていたのだろう
そんな風にこの話を俯瞰できるのも私が歳とってきたせいだろう
話とは違って歌の世界は美しく哀しい
まるでドキュメンタリーを唱歌入りで観てるようなのだが、歌の上手い人達で圧を感じながら聴いているので、時折その圧に圧倒されたり聴き入ったりさせられた
舞台をよく観るようになると1人の人が兼ね役やるのは不思議じゃないのですが、見始めた方からみるとかなり衝撃らしいのです。「何人いるの?え、これだけ」となるようです。そういえばとはるか昔を辿ってみました。無名塾の『マンドラゴ』の時そうだったなぁと…
忘れてるものです。
今回の役者さん達の頑張りもかなりのものでした。
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