米子市民劇場、今年最初の舞台です
初会員お誘いも成功し、私としたら大変嬉しい例会になりました




作・演出    田村孝裕(ONEOR8)

小須田咲    熊谷真実
小須田和久   モロ師岡
小須田礼央   渡辺裕太(PMC野郎)
小須田不二江  矢野陽子
小須田来菜   砂田桃子(扉座)
エミリ     中島愛子(張ち切れパンダ)

埼玉の一軒屋に住む小須田咲。
太陽の様に明るく笑顔を絶やさなかった
夫が18年前に借金を作り蒸発したまま音沙汰がなく、2人の子供も独立し姑と暮らしていた。
その姑が前夜に倒れて意識不明になり、咲の還暦の誕生日に子供達や行方不明の夫までかけつけた。
奇しくも、家族全員が揃う事になった。


久しぶりの熊谷真美さんです。嬉しい
咲さん兎に角明るい。明る過ぎるくらいだと思っていたら、心の中の闇を隠していたのですね。
夫を悪く言う事もせずひたすら待ち続けた咲さんの気持ちには、かなり私自身感情意入するところがありました
そして私ならこうするな。いや、したいなって思う行動を咲さんも選んだ。
そうだよね。やるだけの事はやったんだもの。
役なのか真美さんなのか分からなくてなりました。

渡辺裕太さん
夢ばかりで不安定な生活を続けている男の子
TVではよく顔を見ていたけど、初めてじっくり演技を観た。丁寧な役作りやしっかりした演技をされる方なのだとわかりました。
かなり昔、お父さんの渡辺徹さんの演技『マリウス』を思い出しました。(かなり太めなマリウスでビックリしました)、同じ舞台の劇場に親子が立ってる事に縁を感じました
それともう一つ嬉しかったのは「ポップンマッシュルームチキン野郎」所属ででておられた事
座頭の吹原さんが亡くなられ、今劇団がどうなってるのかわかりませんが、頑張っておられるんだなと思いました。

妹の来菜さん
名前が変だと思ったら親が西武ファンという設定
場所も所沢ですし
電話のシーンからドキリとさせてくれてました
しっかりし過ぎいて、最初お姉ちゃんかと思ってました。扉座さん。観たい劇団の一つです。
いらっしゃるんですね。名前覚えておきます。

お父さんのモロ師岡さん
どうしようもない親父なわけです
最後の方で「戻ってくるつもりだった」と言ってますが、出て行った時1人ではなさそうなので言い訳みたいです。
そんなお父さんを、母親と妻の間でやるせない感じと笑いで演じてられました

おばあちゃん矢野さん
全てを仕組み。ここ一番と言うところでボンと締める。いいおばあちゃんでした。こんなよく出来た姑になりたい。そしてタラバ蟹をいっぱい食べたい。

エミリさん中島さん
もう、今回のスターさんです
芝居が始まって1時間以上してから出られるのですが、笑いで全て持ってかれます。
所属の『張ち切れパンダ』さん調べたら、結構シビアな作品をされてるようですが、宣材写真にビックリしました。写真新しくしましょう。ここで笑いをとっちゃダメだー

お芝居の感想なのか役者さんの感想なのか分からなくてなりましたが、元気になれるホームコメディでした。
この後ロビー交流会があり、役者さん達との交流があったのですが、残念ながら私用の為帰宅しました
市民劇場は観劇だけでなくサークルとしてのお手伝いや、こういう事もあるから楽しいのです

また熊谷真美さんに会いたいなぁ